手作業だからこそのほどよい弾力感

●涼粉伯

 昔はリヤカーでよく売られていた「涼粉」は、日本のわらび餅に似たお菓子。

 さつま芋の粉でつくられ、まぶしてあるのは小麦粉と砂糖を煎ったもの。

 1960年創業のこちらでは初代の孫が今でも機械に頼らず手作業でつくる徹底ぶり。

 注文すると水にさらした涼粉を手早く水切りし粉をまぶして器に入れてくれる。

 はじける弾力はできたてだからこそ。

●中国語でちょっぴりトーク

「ものすごくプルプルですね!」

很ㄉㄨㄞ耶!
(ヘンドゥアイィエ!)

「できたてだからね」

因為剛做好的啦
(インウェイガンヅォ ハオダラァ)

涼粉伯(リャンフェンボー)

所在地 台北市萬華區貴陽街二段202號
電話番号 なし
営業時間 10:00~16:00、日曜 10:00~14:00
定休日 月曜
カード不可

※1台湾元=約3.6円
※時差=-1時間
※国番号=886
※夏季、年末年始、旧正月などの営業は各店にお問い合わせください。また、それ以外の営業時間や定休日なども、現地の状況に応じて変更の可能性があります。
※店舗・施設によっては税金・サービス税が加算される場合があります。
※ショップデータ内のクレジットカードの表記は、すべてのカードを使用できない場合のみ「カード不可」と記入しています。
※掲載のデータはすべて2020年3月26日現在のものです。

2020.05.19(火)
Photograph=Kiyoko Eto
Coordination=Yuka Aoki

CREA 2020年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

おいしい、台湾。

CREA 2020年5月号

その一口できっと笑顔
おいしい、台湾。

定価820円

台湾を訪れると、いつも地元の人のあたたかさ、おおらかさに心癒されます。その笑顔の秘密は、日々の豊かなごはんなのかも。あつあつの小籠包に滋味深いお粥や豆漿、心ときめくかき氷とふわふわの豆花。おいしいものは元気をくれる。そんな当たり前だけど大切なことを思い出させてくれる旅をご案内します。