鑑賞前後もどっぷり
歌舞伎の世界に浸ろう
「歌舞伎座ギャラリー」入口。通常入場料金は600円(税込)。Photo:Tadashi Shirasawa
鑑賞前後にぜひ訪れたいのが歌舞伎座タワー5階にある「歌舞伎座ギャラリー」です。
舞台で実際に使われている道具や衣裳を間近に見られ、ものによっては実際に手にすることもできます。
さまざまなイベント企画もあり、俳優さんのトークショーが行われることもあります。
トークショーにも使用される展示室内の舞台は、2010年に解体された旧歌舞伎座で使用されていた舞台の板を使用。床をよく見ると床のあちこちにたくさんの釘穴が! それは大道具を設置する際にできたものでした。Photo:Tadashi Shirasawa
お姫様の美しい衣裳や鬘が展示されている。最前列の席だって、こんなに近くでは見られない!
ギャラリー入口の前に広がる屋上庭園でひと休みすることもおすすめ。
ここが劇場の真上に相当する場所だと思うと不思議な気分に。
手前に写っている燈籠は、主に世話物のジャンルで多くの名作を残し、『髪結新三』の作者でもある河竹黙阿弥の家に置かれていたもの。
同フロアの「お土産処 楽座」もチェックしたいところ。オリジナルのお土産品のほか、前月の公演の舞台写真などを買うことができます。
「お土産処 楽座」入り口。ゆっくり買い物を楽しむことができます。Photo:Tadashi Shirasawa
歌舞伎関連書籍やDVDなどの充実ぶりに、梅枝さんも感心! Photo:Tadashi Shirasawa
2019.11.16(土)
文=清水まり