顔をいちばん老けて見せるのは上下まぶたのゆるみ?

a まぶたを持ち上げる力が弱い、クマ、くすみが発生しやすいなどのアジア人特有の目もとにフォーカスした目もと用美容液。 リフト アフィーヌ アイ 20ml ¥6090/クラランス

b 若い肌特有のタンパク質に着目したジェニフィックシリーズより登場した目もと用美容液。回転角50°のライトパールのアプリケーターが、絶妙な角度と力でマッサージ。 ジェニフィック アイセラム ライトパール 20ml¥8400/ランコム

c 目元のハリを支える真皮コラーゲンの強度を高めることで、ゆるみのない目もとに。 B.A ザ アイクリーム 18g ¥21000/ポーラ

 以前掲載したSayの“お教室”でも、“人はなぜ老けて見えるのか?”という授業の中で、老けてしまう大きな決め手のひとつに、じつは“タレ目”になり、目が小さくなってしまうこと、があげられている。

 目もとの衰えというと、ひたすら“小ジワ”と考えるのが普通だけれど、じつはもっと致命傷になってくるのが、目もと全体のゆるみなのだ。

 一方で“ほうれい線”も、老けて見える最大要因とも言われるけれど、目の変化はもっと“顔立ち”の変貌に繫がるだけに、「あの人も、老けたねー」と少し久しぶりに会った人を驚かせてしまうのは、むしろまぶたの老化で顔立ちのバランスが変わってしまうことにあるのだ。

 人の顔は、衰えると口角や目尻などパーツパーツのキワが下がってくる。この“下向き”の矢印が老けを決定づけてしまうことは言うまでもないけれど、それだけじゃない。“老け”にもレベルはいろいろあって、いちばんマズイのが、じつは“まぶた”のゆるみなのである。またその結果、目の強さを失うこと。ハリがなくなりまぶたがゆるんだところに、脂肪などがついてきて、上まぶたが重くなる。それによって、目のサイズも小さくなりつつ、もっとタレ目印象を強調してしまうのだ。

 さらに言うなら、目もと全体が眼球を支える力を失い、下まぶたの衰えと相まって、ちょっとコワイが、眼球そのものが少し下にズレていく可能性も、今指摘されている。だから余計に顔立ちのバランスが崩れて、より老け感を可哀相なものにしてしまう。目の形が変わることが、すなわち老けなのである。

 だから、本当の意味で今すぐ取り組まなきゃならないのが、上下まぶたのゆるみと、上まぶたの脂肪むくみ、さらには眼球を支えられなくなるような目もと全体のゆるみにも、一日も早くアプローチしなければいけないのだ。

 そこでこの新しいアイケアたち。まずは目もと全体のゆるみそのものに歯止めをかけようと、梁をわたすようにX型にコラーゲンの強度を高め、家を補強するようなアプローチで、根本からしっかりと支えていく働きをもったのが、ポーラのB.A ザ アイクリームなのだ。親指の関節を使って、眉頭や目頭の下くぼみなどを押すリフトアップマッサージもユニーク。

 そして、まったく新しい涙型の可動式マッサージ用アプリケーターを開発して話題を呼んでいるのが、ランコムのジェニフィックから生まれたアイセラム ライトパール。これは、ずばり、マッサージをしっかり行うと4週間で明らかに目がパッチリ大きくなるというデータを発表。特にまぶたが目尻の方へ引きあがるという効果を訴えている。

 もう一品、リフト アフィーヌ アイも、得意の脂肪むくみの解消で、明らかに目が大きくなる仕上がりをもたらす画期的なアイケアとなった。カフェインによる脂肪分解効果に加え、リンパへの働きかけや引きしめによるリフト、透明感ケアの三重のアプローチという、今までのアイケアにはなかった働きかけで、顔全体の印象までが若返るしくみ。

 いずれにせよ、本当の老け感ケアには、まぶたケアによる、パッチリ大きな目づくりが不可欠と覚えていてほしい。今までの小ジワケアではもう不足。整形ケアにも繫がる形のケアへ、アイケア、まぶたケアへと今ハッキリ変わるのだ。

Column

齋藤 薫 “風の時代”の美容学

美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。

2012.11.26(月)

CREA 2012年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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