スタイリッシュで
良質さも兼ね備えた逸品

 化粧や美容は女子のものだし化粧品は贅沢品だから、見た目にも相応のフェミニンさや飾り多めの賑々しさが必要→そうでないとアピールしない、話題にならない、売れないという思い込みは、もう、なくなって欲しいと思う。

 日常にこれだけアートが溢れ、マニアックな美術展にさえ列ができるほど、芸術やデザインへのリスペクトが高い昨今では、スタイリッシュでない凡庸なものや、ゴテゴテあざとく飾りつけただけのものこそ、全くアピール力を持たない。そういう時代なのだ。

 外見倒れでは話にならないが、近ごろは、見た目のスマートさに良質さも機能性も兼ね備えたコスメが急増中。持ち歩くのであれば、スマホやタブレットといった、なくてはならないガジェットと一緒にしても違和感なく調和することが大事。部屋に置くのであれば、内装や家具といったインテリアのテイストを乱さない統一性が大事。デザイン優先でコスメを選ぶのは、美意識を高める鍛錬にもなりそうだ!

1. タッパロイユ マットヌード アイカラー マリザ 455 7,000円/クリスチャン ルブタン
2. メイクパレット シマー ラッシュ 9,600円/イヴ・サンローラン・ボーテ(2019/1/4限定発売)
3. 右から、ネイキッドコンプレクション バー 06、メーキャップリムーブ バー SPF19・PA++ 全15色 10g 5,200円、8g 5,200円/FIVEISM×THREE
4.アンプリチュード トランスルーセント エマルジョンファンデーション SPF22・PA++ 全10色 11,000円(セット価格)/アンプリチュード
1. タッパロイユ マットヌード アイカラー マリザ 455 7,000円/クリスチャン ルブタン
2. メイクパレット シマー ラッシュ 9,600円/イヴ・サンローラン・ボーテ(2019/1/4限定発売)
3. 右から、ネイキッドコンプレクション バー 06、メーキャップリムーブ バー SPF19・PA++ 全15色 10g 5,200円、8g 5,200円/FIVEISM×THREE
4.アンプリチュード トランスルーセント エマルジョンファンデーション SPF22・PA++ 全10色 11,000円(セット価格)/アンプリチュード

(1) CHRISTIAN LOUBOUTIN

●タッパロイユ マットヌード
 アイカラー マリザ 455

 ゴージャスなビザンチン×アールデコ調のデザインは、これだけ長い柄だからこそ手首が固定しやすくライン取りがラクな利点もあり。

 短く柔らかいブラシは液の含みがよいため、オイルジェルベースのリキッドアイカラーをまぶたや目の縁に適量つけやすい。使えば納得の、装飾美と機能性の華麗なる融合。

クリスチャン ルブタン

フリーダイヤル 0120-449-360
http://jp.christianlouboutin.com/jp_ja/

(2) YVES SAINT LAURENT

●メイクパレット シマー ラッシュ

 当たる光によって虹色トーンがさまざまにあやなす、パステルピンクネオンの輝きは、シャープさと甘さが共存する、YSLスタイルを踏襲するもの。

 中身はシマー発色のアイカラー4色と、リップ&チーク用のローズ系カラー2色。これ1つで軽やかな春に衣替えできる。限定品なので早めにお知らせ。

イヴ・サンローラン・ボーテ

電話番号 03-6911-8563
https://www.yslb.jp/

(3) FIVEISM × THREE

●ネイキッドコンプレクション バー 06
●メーキャップリムーブ バー

 新時代のメンズコスメラインは、国籍、性別、年齢を問わず五感で汲み取る美の可能性を追求。

 ことにシックなデザインのグレーのスティックアイテムは質感も使い勝手もよいので、軽いタッチで負担なくフィットするファンデーションや、炭を使ったクレンジングなど、手に入れて積極的に活用したい。

FIVEISM × THREE

フリーダイヤル 0120-330-019
https://www.fiveism-x-three.com/

(4) AMPLITUDE

●アンプリチュード
 トランスルーセント
 エマルジョンファンデーション

 かっこいい大人美を提唱する、RUMIKOさんプロデュースの新ブランド。精神的な成熟を伴った美しさに導くベースメイクは、デザイン性も中身も新次元。

 丸いコンパクトは、エマルジョンの常識をくつがえす「透き通る感」を極めたファンデーション。ジェルを含んだ質感が、心地よく清々しい仕上がりに。

アンプリチュード

フリーダイヤル 0120-781-811
https://www.amplitude-beauty.com/

2019.01.02(水)
Text=Keiko Watanabe
Photographs=Hidetake Nishihara(TENT)

CREA 2019年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

居心地のいい部屋。

CREA 2019年1月号

巣ごもりしたくなる、幸せ
居心地のいい部屋。

定価780円

好みや条件は人ぞれぞれでも、「このままずっとこもりたい……」と思えるような部屋だと、結構幸せな気がします。キーワードは「居心地のいい部屋」。お宅拝見からアイテム選びまで、新しい年を気持ちのいい部屋で迎えるヒントが詰まった1冊です。