アングル、モネ、ピカソらの
秀作75点を展示
趣味のよさと情熱が合わさると、そこにみごとなアートコレクションが形成される。米国の裕福な家系に生まれたダンカン・フィリップスは両者を併せ持ち、一代で世界有数の近代美術コレクションを築いた。
ワシントンの私立美術館フィリップス・コレクション収蔵のそれら名品の一端が東京に運ばれてきた。アングル、モネ、ピカソらの秀作75点を、品格漂う三菱一号館美術館で味わうのは至福のひとときだ。
『フィリップス・コレクション展』
会場 三菱一号館美術館(東京・丸の内)
会期 開催中~2019年2月11日(月)
料金 一般 1,700円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://mimt.jp/pc
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2018.11.20(火)
文=山内宏泰