出来上がっていない筋肉は最新シューズでカバー
緊張気味だった二人の顔がちょっと和らいだところで、ランニングの基礎の基礎ともいえるシューズ選びからレクチャースタート。
「走り始める時に絶対必要なのがランニングシューズ。ウェアは専用じゃなくてもいいけど、シューズだけは専用を選んでください。二人ともとてもいいシューズですね。ポイントは、そう、その靴底の厚み。脚に筋肉が付いていない初心者の場合、体重が脚にかかってケガをしがち。それを避けるためにもしっかりとしたクッションが必要。とにかく初心者に一番心がけてほしいことは、ケガをしないこと。二人のシューズは合格！」
参考までに、高橋さんのシューズを見せてもらうと……。
「わっ、すごーい軽い！」と本田さん。
「これでも、私のシューズの中では一番靴底が厚くて重いタイプ(笑)。試合用はこの半分ぐらいかな。初心者がこれを履いたら、残念ながら一発で故障してしまいますね」と高橋さん。
ひもが解けると危険。しっかり2重に結ぶこと！
靴ひもの結び方も高橋流。「ランニングは足の甲を動かし続けるので、上の2、3ホール分はあまりきつく締めすぎないように。蝶結びの輪っかの部分をもう一回ひと結びすると簡単なのに解けなくなりますよ。走り終わったあと結んだ状態で脱いで次にそのまま履く人もいるけどそれはNG。足は時間帯によってむくみ具合が違うから、毎回きちんと解いて結び直して」
次回は、ストレッチ→実際にRUNをスタートします！
2012.06.13(水)
text:Naoko Arai
photographs:Asami Enomoto
hair&make-up:Maki Komori(Naoko Takahashi)
CREA 2012年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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