丸の内のシンボルは、明治の勢いと
息吹を感じる赤レンガの建物

◆Plan 2
丸の内「三菱一号館美術館」の裏側見学&カフェ・バーでのランチツアー

赤レンガの美しい三菱一号館美術館。

 東京駅と皇居外苑の間に位置する丸の内は、日本のビジネスの中心地。丸の内の最初のオフィスビルが、1894(明治27)年に竣工した、赤レンガ造りの「三菱一号館」だ。設計は、英国人建築家ジョサイア・コンドル。

 館内には当初、三菱合資会社の銀行部も入っていた。建物は老朽化で1968(昭和43)年に解体されたが、40年余の時を経て、2010(平成22)年、同じ場所に「三菱一号館美術館」として生まれ変わった。コンドルの設計図やさまざまな資料を検証、可能な限り忠実に当時の建物が復元されている。

 今回のツアーでは、三菱一号館のスタッフの案内で美術館の裏側や地下を見学できる。そしてミュージアムカフェ・バー「Café 1894」(※土日は予約不可)でランチの後に美術鑑賞。どちらも平日だけの特典だ。

<当日の予定>
10:00 JR東京駅(丸の内南口)集合、徒歩で移動(約5分)
10:10 三菱一号館美術館、地下見学
11:00 昼食(「Café 1894」にて)★
11:40 展覧会見学★ ※内容は時期により異なります
13:20 ガイドの案内で、丸の内散歩
14:30 東京駅で解散予定

[Destination]
―since 1894― 三菱一号館

「Café 1894」は往時の銀行営業室。

[History]
ジョサイア・コンドルによる名建築

 1894(明治27)年竣工当時の旧三菱一号館の外観と旧銀行営業室。19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式。復元の際は、コンドルの設計図などを詳細に調査。製造方法や建築技術まで、忠実に復元した。階段部の手すりの石材など、保存されていた部材を一部再利用している。

★話題の美術展もゆっくりと鑑賞

 三菱一号館美術館では建物と同時代・19世紀末の西洋美術を中心に、ロートレック、ルドン、ヴァロットン等の作品を収蔵している。現在は「ルドン-秘密の花園」展を5月20日(日)まで開催中。次回は6月28日(木)~9月17日(月・祝)「ショーメ」展。

★三菱一号館美術館でのランチ

 旧銀行営業室を復元した、三菱一号館美術館のカフェ「Café 1894」。旧三菱一号館の竣工の年がその名前の由来。ゆったりと高い天井のクラシックな空間は、平日でも開店前から行列ができるほどの人気。今回のツアーでは、鮮やかな「ガーデンプレートランチ」を予約。

【ツアー概要】
個人では予約の取りにくい「Café 1894」でランチ
三菱一号館美術館の普段は入れない裏側見学&季節に合わせた
オシャレな展覧会と丸の内さんぽ

コース番号 C1321
集合場所 JR東京駅・丸の内南口
出発日 5月10日(木)、14日(月)、21日(月)、29日(火)
    7月3日(火)、10日(火)
    9月10日(月)
代金 9,000円(1名様)
最少催行人数 8名様
» お申し込みはこちらから
※ガイド同行、女性限定、ドレスコードなし

●お問い合わせ・お申し込み
クラブツーリズム

電話番号 03-5998-2233
受付時間 月~土曜 9:00~18:00、日曜・祝日 9:15~13:00
https://www.club-t.com/

2018.04.13(金)

CREA 2018年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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