Magnificent View #1378
アングル・シュル・ラングラン(フランス)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
丘の上の城址や古い教会、中世の趣を残す街並みと、家々の軒先を飾る花、穏やかな川沿いの水車……。まるで映画のセットのような景色が広がるのは、フランス西部にあるアングル・シュル・ラングラン。「フランスの最も美しい村」にも加盟している。
城は11世紀に建てられたが、18世紀には廃城となり、フランス革命で徹底的に壊されてしまった。今は屋根も壁も崩れ落ちているが、それがまた旅情をかきたてる。
この絶景のほかに、村を有名にしているのがもうひとつ。それは、洞窟の壁画だ。1950年、約1万5000年前にクロマニョン人が暮らしていたとされる洞窟が断崖絶壁で発見され、その壁面には動物や人間の姿が彫られていたのだ。現在は複製を見学することができる。
美しい風景と遺跡が話題となり、人口400人足らずのこの村に、年間15万人もの観光客がやってくるという。
文=芹澤和美
