2017年のフランス観光親善大使に任命されたくまモン。パリ郊外で毎年開催される「ジャパンエキスポ」への参加の合間を縫って魅力溢れるフランスの地方を訪れました!

» 第2回 Ile-de-France[イル=ド=フランス]篇

◆Normandy(ノルマンディ)篇
一度は訪れたいモン・サン・ミッシェル

左:モン・サン・ミッシェル修道院の礼拝堂は主にゴシック様式。天井が高く、壁の色や光が差した時の内陣は神秘的で厳粛な雰囲気だ。
右:レストランやおみやげ店を過ぎ、修道院までの参道は階段が続く。元気なくまモンでも休み休み上ったモン。

絶大な人気を誇る世界遺産
モン・サン・ミッシェルを満喫

 パリから日帰りできる距離にあるモン・サン・ミッシェルは、日本人観光客にも人気の世界文化遺産。ノルマンディー地方の南部、サン・マロ湾に浮かぶ小島にそびえる修道院の姿を記憶する人も多いだろう。

トワイライトに浮かぶシルエットは息をのむ美しさ。

 神秘的で魅力溢れるモン・サン・ミッシェルの起源は8世紀。地元の司祭が夢の中で、大天使ミカエルから「この地に礼拝堂を建てよ」というお告げを受けて建立して以来、カトリックの信仰の地として多くの巡礼者を集めてきた。そんな聖地にくまモン参上!

左:2015年に開通した全長760メートルの橋を馬車、マランゴットで渡るのもおすすめ。御者と馬との温かい信頼関係にくまモンも感激。徒歩でのんびり行くもよし、島の入り口までは、無料のシャトルバスも運行している。
右:島の入り口近く、お店やホテルが隙間なく建ち並ぶメインストリートの道幅は案外狭く、観光客でごった返す。店ごとに特色のある吊り看板が素敵で目を惹く。

 島内のメインストリートには、名物のオムレツが食べられるレストランをはじめ、おみやげ店、ホテルなどが立ち並び、世界各国から訪れた観光客でにぎわいをみせる。頂上の修道院までは徒歩で20~30分、潮の干満により変化する海の表情を眺めたり、趣のある横道に入ったりしながら向かうのも楽しい道のりだ。

西のテラスの下に位置する「騎士の間」でひと休み。帰り道ではカフェにでも寄ろうかモン。

 くまモンは修道院の西のテラスで、テーマ曲「ハッピーくまモン」のフランス語バーションに合わせてダンスを披露。また、地元メディアの記者会見では、親善大使として日仏の友好関係が続くことを願うポーズをとるなどして、会場を大いに沸かせた。

 島周辺でも、橋を馬車で渡ったり、モン・サン・ミッシェルまで続くクエノン川沿いのサイクリングロードを自転車に乗って観光客との交流をはかったりして、フランス旅を満喫。

 パリ・モンパルナス駅から、最寄りのレンヌ駅まで高速鉄道TGVに乗り、レンヌ駅に隣接するバスターミナルから直通バスで計約3時間。列車とバスの切符は通しでレイルヨーロッパの日本語サイトから予約購入できる。モン・サン・ミッシェルの朝日を浴びる姿や夕闇に浮かぶ幻想的なシルエットを満喫するのに、1泊するのもいい思い出になりそう。

レイルヨーロッパ
http://www.raileurope.jp/

2017.09.19(火)
Photographs=Nanae Suzuki
(C)2010熊本県くまモン

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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