1970年代後半から80年代前半にかけて、洋楽の世界を席巻したムーブメントがAOR。アダルト・オリエンテッド・ロックの略称である。
この短期集中連載は、AORを21世紀に蘇らせる若き2人組ユニット、ブルー・ペパーズの福田直木が、黄金期AORの日本盤LPの帯に記された文章の濃すぎて深すぎる世界へとご招待。最も素晴らしい帯には、(福田)直木賞を勝手に贈呈いたします!
vol.2 差し替えジャケット篇
 このジャンルにおいて、日本オリジナルに差し替えられてしまうジャケットは予想外に多い。
このジャンルにおいて、日本オリジナルに差し替えられてしまうジャケットは予想外に多い。
海外のAOR系ミュージシャンというのは、日本人が思う以上にビジュアルへの頓着が無かったりする。アルバムのジャケットには、シンプルに本人の肖像をあしらっただけ、というパターンが多く見られるのだ。
そんな海外盤のレコードを日本で発売するにあたって、アルバムのジャケットを別の写真やイラストに差し替える、という手段がよく用いられたのである。
イメージに気を遣う戦略……ということは、おのずと帯にもクサい文章がちりばめられていることが多い、ということに気づいた。
そこで今回は、そんな「差し替えジャケット」と、その帯にスポットライトを当ててみようと思う。
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- 文=福田直木(ブルー・ペパーズ)
 撮影=平松市聖
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