Magnificent View #1244
ラム旧市街(ケニア)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
ケニア南東部にあるラム島は、かつてアラブとの交易で栄えていた地。当時の面影を残すのが、島最大の街、ラム。
街が建設されたのは14世紀で、国内に現存する街の中では最も古いとされている。世界遺産にも登録されている街中に立つのは、石灰石とマングローブで造られたスワヒリ族の伝統的な家屋だ。
道が細く迷路のように複雑なのは、侵入者から街を守るため。現在も自動車は通ることはできず、人々の移動手段は、徒歩かロバ。観光客も、ロバのタクシーで移動する。
海を行き交うのは、ダウ船と呼ばれる素朴な帆船。そんなのんびりとした街中に響き渡るのは、モスクから流れる祈りの声だ。
旧市街を歩いていると、中世イスラムの世界に迷い込んだかのような気分に。他のアフリカの街とは違った風情が、この街を包んでいる。
文=芹澤和美
