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ハワイ・オアフ島の西海岸。ホノルル空港から車で西へ30分ほど行くと、かつて収穫されたサトウキビを運ぶための線路が残されたコオリナ地区の奥に、とがった屋根を高く掲げたエントランスが見えてきます。ここは、世界各国に魅力的なリゾートを展開するディズニーがハワイに創り出した「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ」。
芳しいレイを首にかけながら「アロハ!」ととびきりの笑顔で迎え入れてくれるのは、スタッフではなくキャストと呼ばれる人々。ウエルカムドリンクの、新鮮なパイナップルの香りに満ちたアイスウォーターをいただきながらロビーへ足を踏み入れると、テラスの向こうには広大なプールと青いラグーンが――。
一見するに、ミッキーやミニーの姿やデザインは、見当たりません。そう。このリゾートがゲストをもてなしてくれるのは、ディズニーキャラクターよりもまずは、“ハワイそのもの”の魅力。そのホスピタリティの数々をご紹介していきましょう。
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ハワイの物語を伝えてくれるリゾート
リゾート名にある“アウラニ”は、ハワイ語でメッセンジャーという意味。敷地内のあらゆる場所で目にするデザインや伝統的な装飾から、ハワイにまつわる物語、歴史や文化を感じることができます。
建物のコンセプトは「カヌーハウス」。かつてポリネシアから海を渡ってやって来た、ハワイの古(いにしえ)の人々。その際に彼らが乗った“帆船”に敬意を払い、帆船のモチーフがリゾート中にあしらわれています。リゾートのロゴにもなっている三角屋根も、カヌーハウスをモチーフにデザインされています。
エントランス中央には、アウラニ流の羅針盤が足元に描かれています。東西南北ではなく、海側と山側。それぞれの方角の天井近くには、山側にハワイの昔、海側にハワイの現在、海に対して右側には男性的な、左側には女性的な壁画が描かれています。
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そこかしこにあしらわれる
ハワイの歴史と奥深いストーリー
そしてチェックインするフロントには、赤から青へのグラデーションを描く、数えきれないほどの美しい写真のコラージュが。これは、ハワイに住む子供たちが撮影した写真を集めたもので、ピュアな瞳が捉えた色彩の豊かさに驚かされます。
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その横には日本語を話すキャストも数多く常駐するコンシェルジュデスク。ファミリーで訪れるゲストのための、子供がごきげんで過ごせる「ナ・プア・プレース」では楽しげなディズニーチャンネルが上映されています。
その一角に、微笑む木製の小さな人形が……。これは「メネフネ」と呼ばれる、ハワイに伝わる精霊をかたどったもの。リゾートじゅうに300体以上ものメネフネが隠れているそう。滞在中にメネフネ探しに興じるのも、アウラニ・ステイを楽しむ秘訣です。
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2017.01.29(日)
文・撮影=CREA WEB編集室
協力=ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル