タロ芋はブラザー! 美味ビーガンフード
まずは食べる前に、揉む!
敷地内にあるマッサージスペースで、ロミロミを体験。ロミロミでは男性が右、女性が左に悪い“気”が溜まりやすいといわれています。
施術の前には、しばしのお祈りの時間が。これによって施術者と患者が一つになり、体の悪い部分をより理解し、一緒に解決していくことが出来るそうです。
関節をボキボキと揉み解された結果、心も解放され、目の前の景色も一段と輝いて見えるかのよう!
身も心もキレイになった途端、お腹のあたりがグーグーと鳴り始めました。
そんな正月ボケした胃袋に喝を入れてくれる本日のメニューは、昔からハワイアンの主食であったタロ芋と旬の野菜をたっぷりと楽しめる「オーワオラウラウ」。
「アイラブナロ」の敷地内には畑があり、虫や蜂が自然本来の営みを続ける環境があります。そこで出来た野菜や果物にナチュラルパワーが宿らないわけがありません。
同店で振る舞われるメニューは、卵や乳製品を使わず、小麦もほとんど使わないかわりに、素材本来のうま味や伝統的なハワイアンの味付けを活かしたものばかり。
果たしてそのお味は……。
タロ芋の葉で包まれた塊にナイフを入れると、鮮やかなオレンジ色をしたニンジンがゴロッと顔を出しました。スチームされたニンジンの食感と野菜本来の甘みが食欲を刺激し、備え付けのタロ芋を粘り気が出るまでペーストしたポイが食道を潤します。
ちなみにハワイ文化や神話では、タロ芋は人間のブラザーとされています。ハワイは食べ物にもオハナ(家族)という考え方があるんですね~。
2017.01.11(水)
文・撮影=「ハワイに恋して」