Diorで目元にオートクチュールのきらめきを

　ディオールの メイクアップのアイコンとして長年愛され続けるアイシャドウ、「サンク クルール」。蓋を開けた瞬間から釘づけになる配色の美しさ、多彩なテクスチャーから生まれる質感の妙は、5色セットならではのお楽しみだけれど、春の新シェードはどれもほしくなるほどのイイ色揃い。1947年春に一世を風靡した“ニュールック”の象徴的な4つの色がキーカラーとして収められているのだから見逃せない。

　その名も「サンク クルール ニュールック コレクション」。ディオールの伝統の4色はパレットの中央に。そのまわりにはオートクチュールのドレスの生地からインスパイアされたサテン・マット・シマーなど質感の異なる4つのカラーが。色ごとにミクロの色素が凝縮して散りばめられ、まぶたにしっとりとフィット。

　無数の色と光が重なり合うことで独特の深みと華やかさを生み出し、印象的なまなざしを演出する。シンプルな単色使いも素敵だけど、つける順番や量によっていろんなバリエーションが楽しめるからこれはぜひとも「重ね使い」で目力アップを狙いたい。

それぞれの色に隠された美しいストーリィ

　どれも素敵な色で迷いそう……という人のためにそれぞれのカラーの特徴を。

写真前列左　ロイヤル カーキ (454) ：黄味がかったグリーン調のシェードはニュールックのイブニングガウンからインスパイアされたもの。ゴールドやパールのニュアンスを含んだ色と絶妙に重なり合い、立体感のあるスタイリッシュな目元に

写真前列右　グレージュ (734) ：1974年、クリスチャン・ディオールがナチュラルトーンのひとつとして創り出したグレーとベージュの中間色。どんな肌色にも溶け込むようになじみ、自然な陰影と明るさを添える。大人のナチュラルメイクにおすすめ

写真後列左　ローズ ポーセリン (834) ：クリスチャン・ディオールにとって最もスイートな色＝ピンクを主役にしたシェード。パステル～バイオレット調の4色とともに華やかで上品な目元を演出。子供っぽくならない高貴な輝きがポイント

写真後列右　ブルー ドゥ パリ (254) ：ニュールック発表以降、ブルーはディオールのエレガンスを象徴するカラー。グレーやシルバーと重ね使いすることで表情豊かなエレガントな目元に。クールな夏メイクにも大活躍

　さて、あなたの今の気分にぴったりのパレットはどれ？

2012.02.05(日)