JR大阪環状線の玉造駅西側すぐ。幸村ロードと呼ばれている狭い通りには、戦国武将・真田幸村や真田十勇士のイラストのパネルが立ち、真田家の家紋・六文銭が描かれたのぼりが揺れています。お好み焼きの「真田十勇士玉」や「十勇士ちらし」と書かれた看板も発見。

 そんな幸村ロードの中程にある「ダイズインターナショナル」は、2013年2月22日にオープンした大豆パンの専門店。大豆パンとはどんなパンなのか、興味津々です。

大豆パンいろいろ。小麦のパンと色はもちろん味わいがぜんぜん違います。
左:真田幸村にちなんだ幸村ロードの中程。狭い間口で、小さな看板が目印。
右:店内には、茶色い大豆パンと低糖質のお菓子がずらり。

 お店に入ると、普通のパン屋さんとは全く異なる香りが漂っています。棚に並んでいるパンも、小麦粉を使ったパンと比べると、チョコレートやココアを入れたかのような濃い茶色。大きなパンを手に取ってみると、びっくりするくらいに軽い。

ご主人の奥雄一さん。

 ご主人・奥雄一さんは、7年前に糖尿病かもしれないと医者から言われたのだそう。「糖質制限を始めたら、1週間で体重が5キロ減った。徹底的にやってみたら、半年で30キロ痩せたんです。当初90キロあった体重が、今は58キロをキープ。体調がとてもよくなった。疲れないんですよ」とにっこり。

 大豆パンは、主食として食べられるものをと、ホームベーカリーで焼いていたといいます。

 勤めていた会社を辞めることになり、自分のように求めている人がいるはずと、大豆パンの販売を始めました。

 「全く売れなかった(笑)。テレビでとりあげられてから、ようやく知られるようになり、遠方からのお取り寄せも多い」と奥さん。NHKの大河ドラマの影響で幸村ロードも注目され、珍しがって店を訪れる人も増えたとか。

 「大豆の山食」の糖質は1本で約5.9グラム。スライスした1枚では、ごくわずか。「丸だいずパン」1個は、プレーン0.7グラム、ごま1.2グラム、くるみ0.8グラム、チョコチップで3.8グラム。「大豆のチーズパン」1カットは、0.5グラム。

「大豆の山食」1本650円。

 基本の生地に使っているのは、大豆粉、グルテン、太白胡麻油、甘味料・エリスリトール、レモン果汁、イースト、塩、グァーガム(食物繊維)。

 「糖質は90%以上カット。たんぱく質がたっぷりで、すぐ消化しないからいい。1食の糖質の総量20グラムを目指しています」と奥さん。病院でも採用されているのだとか。

2016.11.30(水)
文・撮影=そおだよおこ