Magnificent View #1098
クラウドゲート(アメリカ)
(C)Peter Christopher / Masterfile / amanaimages
高層ビルが立ち並ぶシカゴの都心に突如現れる、奇妙な形をした巨大な物体。いったい、何のためにここにあるのか……。
これは、2006年に完成したパブリックアート。高さ10メートル、幅20メートルもある作品はひとつの大きな塊のように見えるが、168枚のステンレス板をつなぎ合わせたものだ。
鏡のような表面に映し出されているのは、シカゴの街並み。ゆがんで映る街の姿は、見る角度によって次々と変化する。
この斬新な作品の作者は、彫刻家のアニッシュ・カプーア。莫大な製作資金はすべて寄付金で賄われ、さらに製作スケジュールは2年の歳月を要したという一大プロジェクトだ。
完成後は街のシンボルに。地元では、豆のような外観から「シルバービーン」と呼ばれ親しまれている。
文=芹澤和美
