「ティファニー セッティング」で見る夢
太陽の光も、月明かりも取り込んで優雅に輝く「ティファニー セッティング」……1886年に誕生したこのエンゲージリングは、世界中の花嫁をときめかせる愛のシンボル。そして、ティファニーの名作の中でも、最も長い歴史を持つアイコンである。
全方位から光を取り込み、輝きを放つラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは、6本の爪にしっかり支えられ、細身のシャンクの上に高くそびえている。一粒ダイヤモンドの崇高な美しさを讃えたこのシンプルで洗練されたデザインは、当時のジュエリー業界やブライダルシーンに、大きな驚きと感動を与えたという。
それから130年。誓いのリングは、さまざまな映画や文学、アートにも登場し、人々は、“エンゲージリング”といえば「ティファニー セッティング」を思い浮かべるほどになった。
気品漂うデザインは130年前のままに、時の花嫁は今日も「ティファニー セッティング」の夢を見る。ふたりの愛の絆がリングと共に、永遠に輝き続けますようにと。
マンハッタンを一望する秘密の場所が、ふたりだけのセレモニーの舞台。張りつめた空気をゆっくりと解き放し、今、明るい未来に手を伸ばす。夢のように広がる摩天楼が祝福し、私たちは愛のリングで、永遠に結ばれる。
2016.06.17(金)
Photo=Makoto Nakagawa(3rd)
Hair=Keiko Hamaguchi(Art Department)
Make-up=Yuko Mizuno(d-cord)
Manicure=Kiyo Okuda
Styling=Hisako Nakayama
Model=Chaelotte & Florent
Retoucher=Yoshinosuke Yamanashi
Edit & Text=Mami Sekiya
Coordinator=Yasuyo Hibino(fishi*co.)