ロレックスは、約1世紀にわたり探検家・科学者・起業家たちの先駆的な活動をサポートし続けてきた。1926年に産声をあげたロレックス初の防水腕時計「オイスター」の誕生50周年を記念して創設されたアワード「Rolex Awards for Enterprise」。半世紀の時を経て、2026年にRolex Awards (ロレックス賞)と名称が変更された。その足跡と2026年度の受賞者5人をご紹介する。


人類の限界へと挑戦する先駆者たちをサポートしてきたロレックス

 様々な分野で人類の限界に挑戦する先駆的スピリットを抱く挑戦者たちをサポートし続けているロレックス。特に近年は2019年にスタートした「パーペチュアル プラネット イニシアチヴ」を通じて、主に「海洋」「環境」「科学・医療・テクノロジー」の3つの分野において果敢に活動を続ける探検家・科学者・起業家たちと理念を共にし、地球や生命の未来を守るための独創的かつ先見性に富んだ取り組みをサポートしている。

 現在はその活動の一環として脚光を浴びているのが「ロレックス賞」だ。「Rolex Awards for Enterprise」という名で始まったこの賞は、ロレックス初の防水腕時計「オイスター」の誕生50周年を記念して創設されたアワード。1976年の創設以来、半世紀にわたって未来の世代のために環境保全、科学、医療、技術分野のプロジェクトに取り組む165人にこの賞が贈られてきた。2026年、創設50周年を機に「Rolex Awards(ロレックス賞)」へと名称を変更。また、これまで2年に1度の開催だったが、毎年開催されることになった。

「ロレックス賞」創設50周年を迎える2026年度の5人の受賞者たち

 2026年2月、ロレックス賞の創設50周年を迎える年に新たに5人の受賞者が発表された。今回選出されたインドネシア、ナイジェリア、ペルー、中国、アメリカ出身の5人の受賞者たちは偶然にも全員女性だった。

■Binbin Li/ビンビン・リー(中国)

 その中のひとりが中国出身の環境科学者のビンビン・リー氏。野生のジャイアントパンダは2,000頭にも満たないと言われる。彼らは主に中国中央部の山岳地帯の竹林に生息するが、その地域は放牧されている家畜たちも共生する場所だ。リー氏は、地元のコミュニティと協力し、家畜の放牧に対する持続可能なアプローチの確立に取り組んでいる。

 彼女の地道な活動は経済的利益をもたらすと同時にジャイアントパンダとその生息地の保護にもつながっている。ロレックス賞の受賞は、彼女が中国各地の山岳地帯であらゆる解決策を講じ、拡大させてゆくことを可能にするための永続的な力となることだろう。

次のページ “野生動物をいかに守るか”のミッションを掲げて