後悔の亡霊を今もたくさん引き摺りながら生きている(ROIさん)

――おふたりは、これからもリスクがあってもワクワクする道を選びますか? 安定する道ではなくて。

大夢 もちろんです! 安定の道を選ぶのはいつでもできる。

路己 そもそも芸能界自体が、安定した道じゃない(笑)。ギャンブルで20億稼いだ人がいたとしたら、それは、1億でやめなかったからじゃないですか。僕も20億いきたいです!

大夢 やだな~、人生の選択をギャンブルにたとえる19歳って(爆笑)。でも、その突拍子もない発想が路己らしさでもあるけどね。

路己 アハハ(笑)。ROIROMを結成してから、バラエティに出していただいても、発言で「失敗した~」と思うことが多すぎて。「あの時ああすればよかった」っていう後悔の亡霊を今もたくさん引き摺りながら生きてます(笑)。いつ成仏するのか、教えてほしい。

大夢 路己は擦れてないから、普段のままがいちばん面白いと思う。

――自分たちの選択に間違いはなかったと実感する瞬間はありますか?

路己 えー、ないです。

大夢(焦って)それじゃまずいよ。全部失敗だったってことになっちゃうから!

路己 あ、そうか(笑)。「選択に間違いがなかった」と思う時か。ROIROMを結成してからはずっと思ってますけど、それはcHaRm(※ROIROMのファンネーム)のおかげなんです。cHaRmがいてくれるから僕らは夢を描ける。みんなが僕らを選んでくれたことが、全ての原点。だからこそ「ROIROMを応援して良かった」と思ってもらえる存在になりたいです。

大夢 本当にそう。見てくださっている方が増えていることで、僕がやりたい音楽も、自己満足ではなくて、誰かのもとに届けたいと思えるようになった。今は、ROIROMとcHaRmが相思相愛だという実感があって、それがいちばんの幸福の実感になっています。

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CREA 2026年冬号
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