#04 『本と鍵の季節』

 放課後の図書室で、暇をもてあますのは心優しい堀川と、ほどよく皮肉屋の松倉。彼らふたりの図書委員のもとに持ち込まれるいくつかの謎とは。

この小説のバディ
「堀川次郎&松倉詩門」

「むしろ松倉には、奇妙な体験からは一歩身を引きたがるようなところがあった。だけど僕がおかしなことに関わったとき、たいていあいつが隣にいたことも事実なのだ。」

異なる推理を披露する少年たち

 高校の図書委員の堀川と松倉がさまざまな謎に遭遇、解決。

 いわゆる探偵役&助手役を担うのでなく、ともに異なるアプローチからの推理を披露する、ダブル探偵もの。

 親しいがどこか距離のあるふたりの友情の物語としての読み心地も。

本と鍵の季節

著者 米澤穂信
集英社 1,400円
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CREA 2019年11月号
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