◆ 日本料理 保名

季節によってメニューが変わるランチ限定の陶箱弁当 2,315円(税別)。

 実際に有田焼の活躍を目にすることができるのが、日本料理店の保名。ランチの陶箱弁当は、蓋を開けた瞬間、色とりどりの季節の食材がぱっと目に飛び込んでくる。箱の中にも磁器の豆皿や人形がちょこんとあしらわれていて、食べる前からテンションが上がる。

店内の壁に飾られたアンティークのそば猪口コレクション。骨董に造詣の深いご主人が収集しているもので、購入することも可能。

 店内には古陶磁もずらりと並び、夜は骨董会席もメニューに加わる。「器の使い方を目にする機会があれば、もっと有田焼が身近に感じられるはず。そうやって有田のファンが増えていったら嬉しい」と語るのは保名の2代目西山保広さん。

有田焼伝統の白い磁肌を思わせる外壁は、クラシカルでありながらもモダンな雰囲気。店内では和室でゆったり食事を楽しめるほかカウンター席や大広間もそなえている。

 器やお皿を眺めて素敵だな、と感心するだけが有田焼の本質ではない。生活の中にとりいれて、いつもの毎日にちょっとワクワクをプラス。くらしを楽しくするためのヒントが、有田にはたくさんありそうだ。

日本料理 保名(やすな)
電話番号 0955-42-2733
営業時間 11:30~15:00、17:00~21:00
定休日 不定休
URL https://www.facebook.com/yasuna.nihonryouri


「ARITA SELECTION きんしゃい有田豆皿紀行」

 有田の地で日本ではじめて磁器が焼かれた1616年から今年で400年。それを記念した「きんしゃい有田豆皿紀行」プロジェクトでは、26の窯元の豆皿を紹介している。

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