Magnificent View #874
サンピエール橋(フランス)
(C) Allan Baxter / Masterfile / amanaimages
フランス南西部にあるトゥールーズは、赤いレンガ造りの建物が立ち並ぶ美しい都市。その鮮やかな景観から、「バラ色の街」とも呼ばれている。
この街の美しい風景を構成しているもののひとつが、ピレネー山脈を水源とするガロンヌ川だ。川にはいくつかの橋が架かり、なかでも知られているのが、サンピエール橋。完成は1987年と比較的新しい橋だが、歴史ある街の中にしっくりと溶け込んでいる。
サンピエール橋の奥に見えるドーム屋根の建物は、ラ・グラーヴ病院に付属するサンジョゼフ礼拝堂。トゥールーズは中世、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラをめざす巡礼たちの休息地だったことから、街には多くの施療院やキリスト教施設があった。この病院は、現存する当時の施設のひとつ。
フランスで最も夜の美しい街に選ばれたこともあるトゥールーズ。日没後はサンピエール橋もライトアップされ、バラ色の昼とはまた違った景観を見せている。
文=芹澤和美
