Magnificent View #055
シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋(フランス)
(C) Peet Simard / Corbis / amanaimages
シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋。
この名前にピンときた読者は、きっと現代思想に興味をお持ちに違いない。
ボーヴォワールは、『第二の性』で知られるフランスの女性哲学者である。生涯にわたり事実上の婚姻関係を結んだジャン=ポール・サルトルとともに、実存主義の時代を牽引。また、フェミニズムの礎を築いた先駆者としての評価も絶大だ。
彼女の名を冠した橋がパリのセーヌ川に架けられたのは2006年のこと。ベルシー公園と国立図書館とを結ぶこの橋は、歩行者および自転車のための専用橋となっている。
もし、この橋が彼女のパートナーの方の名を採ってジャン=ポール・サルトル橋と名付けられていたら、利用者が『嘔吐』するほどグラグラ揺れるようになっていたかも。
