あのトロイ遺跡はイヌ・ネコ天国だった!?

ゲートを入ると大きな木馬のレプリカが! 胴体と頭の部分に上ることができる。

 翌朝は、車で30分ほどの場所にある世界遺産「トロイ遺跡」へ。トロイ遺跡といえば、発見者のシュリーマンのストーリーがあまりに有名だ。子供の頃に読んだ叙事詩の伝説を信じて遺跡を探し続け、人々の嘲笑にも負けずに、とうとう見つけてしまったという遺跡なのだ。昨日、港で大きな木馬を見てから、すっかりトロイ遺跡モードに入っていた。

ここは木馬の胴体の中。首の部分を上ると頭の中へと続く。この中に戦士達が隠れていて、まんまとトロイの街の中に入って戦いに勝ったという。

 車を降りると、ゲートの後ろに木馬のレプリカが見えていてテンションが上がる! ゲートを入ると、木馬の全容が見えた。すると、「あれ? 中に人が!」。なんと、木馬の中にも入ることができるのだ。

入り口から見渡すと、遺跡はかなり広いことが分かる。

 早速上ってみると、案の定、中はかなり狭い。大の大人は腰をかがめて歩かないと頭をぶつけてしまうくらい。3階はもっと狭いものの、見晴らしはいい。でも、樹木が邪魔して、木馬からは遺跡を一望することはできない。

 木馬から降りてくると、ネコが寄ってきた。

こちらは、都市の上に都市が造られていったことがわかる場所。各時代の層に番号が付けられている。
神殿跡。紀元前1000年から1500年間ほど使われていたとされている。

 遺跡には、紀元前3000年から紀元500年頃にわたって、9つの時代にわたって存亡を繰り返した歴史が残されている。思ったよりも規模が大きくて、ひとまわりするだけでもけっこう時間がかかった。

 それぞれにCGの復元図や、年代などとともにトルコ語、ドイツ語、英語で解説が併記された説明板がある。オーディオガイドも借りることができるので、できれば2時間くらいかけてゆっくり観光したい。今回は1時間弱だったので駆け足で。すぐ近くにトロイ考古学博物館がオープンする予定だという。

搾りたてのザクロジュースは、熟成したボルドーワインのような色! 味もかなり濃厚だった。

 遺跡を見終わり、喉が渇いたところに、ザクロを搾っている女性が! 土産物店の前で、大きなザクロをふたつに切り、加圧式の機械で真っ赤なジュースを搾っていた。ザクロジュースと言えば、女性ホルモンと同じ成分が含まれている身体にうれしいジュース。しかも、見たことがないくらい深いボルドー色をしている。

 さっそく1杯いただいた。口の中に渋味(種の周りの果肉も搾ってしまうため)が残るくらいに濃厚で、渇いた喉を一気に潤してくれた。ついでに女子力もアップしたかも?(笑)

左:ネコを撫でると、こんなに気持ちよさそうな表情に!
右:イヌはここまでリラックス!(笑)

 と、落ち着いたところで、足もとにネコがすり寄ってきた。「ええっ? 野良ネコじゃないの? なんて人懐こいの」と撫でていると、今度は犬が。初対面なのに、お腹を上にして前足もだらりとリラックス。「かわいい!」などとナデナデ(笑)。トロイはイヌ・ネコ天国でもあった!

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2015.12.15(火)
文・撮影=たかせ藍沙