世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。
第39回は、イスラエルで訪ねた夢のブライダルウェア工房について、大沢さつきさんがレポートします。
モダンな空港で感じる宗教色やら異文化やら
イスタンブールにてトランジット3時間。いざ、テルアヴィヴへ。
日本ではあまり見かけないギリシア正教の神品(聖職者)。突然の出現に焦って撮ったので、ボケボケ……。
初めて訪れる国ともなれば気分はアガる。ましてやイスラエル! となればテンションもアガるわけで、ワクワクの取材旅行がスタート。
成田空港からトルコ航空にてイスタンブールへ。そしてテルアヴィヴへ。ソウル経由でのアクセスも選択肢のひとつだが、トルコ航空の無料Wi-Fiは至便。いずれどの航空会社でもデフォルトになるのだろうけれど、このサービス、ロングフライトにはとてもありがたい。
ヘブライ語はアラビア語同様、右から左に読み、書く。アルファベットにあたるアレフベートは22文字。大文字と小文字の区別はないらしい。
イスラエルの入出国はことのほか厳しいと聞いていたのだけれど、意外も何も、何一つ質問されることなくパスポートコントロールを通過。拍子抜けしつつ余裕の出たところで周りを見渡すと、スマホを駆使するラビと思しき人に遭遇。深夜だったので、聖地到着に感激するシスターたちのハレルヤ合唱などは見受けられなかったが、やはり何かが違う。イスラエル=三大宗教の聖地という先入観が強いせい? しかし、見慣れぬヘブライ語ひとつとっても新鮮で、期待はいっそう強まる。
エルサレムの「岩のドーム」と「嘆きの壁」。イスラム教とユダヤ教の聖地の結びつき……意味が深い。
これからエルサレム、死海、テルアヴィヴと回るのだけれど、その辺りの詳細は、CREA9月号(8月7日発売)を楽しみにしていただくことにして、今回はイスラエルのウェディングドレスをご紹介。
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- 文・撮影=大沢さつき
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