Magnificent View #768
キャメロン・ハイランド(マレーシア)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 キャメロン・ハイランドは、マレーシアの首都、クアラルンプールの北約150キロに広がる美しい高原。赤道近くにありながら、標高約1500メートルにあるため、年間を通して過ごしやすい。

 地名は、1885年にここを訪れ、土地を開発した英国統治時代の国土調査官、ウィリアム・キャメロンから名付けたもの。一帯は英国植民地時代から丘陵を利用した茶葉生産が盛んで、ご覧のような紅茶畑が延々と広がっている。

 キャメロン・ハイランドの名が世界に知られるようになったのは、1967年に起きたある事件だ。ここでバカンスを過ごしていたタイのシルク王として有名なアメリカ人、ジム・ トンプソンが失踪。大々的な捜索もむなしく、発見されることはなかった。

 営利目的の誘拐、暗殺、ジャングルでの遭難などさまざまな憶測が飛び交ったものの、真相はいまだ闇の中。彼が滞在していたバンガローは、今もひっそりと森の中に佇んでいる。

次の記事に続く 「マヨネーズ発祥の地」との説もある 透明な海が広がる...