食べ比べの楽しさが、“アソート”の価値!

ダンボール風のボックスがアメリカンです。8カット入りはけっこうズッシリ重い。

 4種類の詰め合わせというのがポイントです。「ちょっと、そっちのも一口ちょうだい」とか言いながら、「アップルパイって、こんなに味のバリエーションがあるんだね」と、話題が盛り上がったら、手みやげとして大成功。食べ比べの楽しさがあるから、親しい人へのカジュアルな手みやげに、アソートボックスはもってこいです。

 ところで、店名の“グラニースミス”とは、りんごの品種の名前で、このお店のアップルパイは、青森や長野のりんご農家で育ったグラニースミス種のりんごを使っているのだそうです。

 アップルパイといえば“紅玉”というイメージを私はもっていたのですが、ここのアップルパイを食べて、「とろとろに煮ても、シャキシャキ感の残る火の通し方でもおいしいグラニースミス種、優秀だわ!」と思いました。

 2012年にオープンした1号店は世田谷公園の近く。翌年、2号店が青山にできて、私は青山で買うことが多いです。2015年の春、3号店が横浜赤レンガ倉庫にもオープン。行きやすいところで入手して、手みやげにどうぞ。

アップルパイ&コーヒー グラニースミス青山店
所在地 東京都港区南青山5-8-9
電話番号 03-3486-5581

肱岡香子(ひじおか きょうこ
フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビ番組などで活躍。『東京手みやげ美人』(講談社)では、大好きなお菓子をシチュエーションや相手に応じて“手みやげリスト”として紹介。

Column

肱岡香子のSweetsな手みやげ

フードスタイリストでお菓子大好きな著者の、豊富な“手みやげ”経験を元に、季節に応じた見目麗しいお菓子の数々をご紹介します。

2015.11.05(木)