雰囲気、テイスト、ともにバラエティ豊かな食体験

天井の球形がDJブースに変身する「W/ラウンジ」。

 4カ所のレストラン&バーはそれぞれ雰囲気が異なる。

 ロビーラウンジの「W/ラウンジ」はLEDが光を放ち、通路はまるでランウェイ、そして天井から球形のDJブースが下りてくる近未来的なデザイン。毎夜、レジデンスDJによるプレイが楽しめ、ちょっとした大人の社交場になっている。

壁に水耕栽培の植物がディスプレイされた「キッチンテーブル」の席。屋内や屋外、雰囲気の異なる4つのスペースからなるメインレストラン。アイスクリームのショーケースが回転したり、巨大ケーキが並んだり、遊び心いっぱいのプレゼンテーションが食事の楽しさをアップ!
見ているだけでテンションが上がるデザートのディスプレイ。

 メインレストランは「キッチンテーブル」。活気あふれるオープンキッチンで、地元料理から国際料理をビュッフェとアラカルトでサーブしている。店内には水耕栽培の壁面を望むテーブル席もあれば、ダイナー風シート、ライブラリーのようなコーヒーコーナーに屋外のハーブガーデンもあり、その場の気分で雰囲気が選べる。

流れる音楽も中国をイメージした「紫艶」。伝統的な中華料理を現代的なアプローチでアレンジしたメニューも。

 本格的な中華料理を味わうなら、「紫艶」へ。明王朝の壺や巨大な飾り皿などの装飾が中国の伝統を感じさせつつ、モダンなニュアンスもひとふり。供するのは、広東料理と北部料理。おすすめメニューは、見た目も華やかな食用の金を塗ったインペリアル・ゴールデンダックだ。

バーカウンターの他にラウンジシートやダンスフロアもある「X25」。

 また、最上階にある「X25」はエクスクルーシブ感漂うラウンジ。床から天井までの窓ガラス全面に街のネオンがきらめき、クールなライブ演奏やDJプレイが北京の夜を盛り上げる。ちなみに、最上位クラスの客室「エクストリームWOWスイート」からはダイレクトにこのラウンジへアクセスできる仕組みだ。

2015.09.08(火)
文・撮影=古関千恵子