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ブレンダーひとつで手軽に作れて、たっぷりの葉野菜やフルーツをバランスよく美味しく摂れる。そんなグリーンスムージーは今や、多忙な女性でも無理なくできる体内デトックスとして大人気。
「野菜には根っこよりも葉のほうに筋肉や肌の再生にも役立つビタミンやカルシウム、アミノ酸などの栄養素がたくさん詰まっているんです。そんな葉野菜の酵素や食物繊維を手軽にたっぷり摂ることのできるのが、グリーンスムージー。私も飲み始めてから2年ですが、体内の巡りがよくなって、むくみや便秘が解消。吹き出物やくすみなど、肌トラブルもぐっと少なくなりました」(山口さん)。
「葉野菜は、健やかな肌や体を作る成分を多く含んでいるだけでなく、でんぷん質の多い穀類や根菜類よりも消化がスムーズなので、体にかかる負担は最小限。体内サイクルが整えば、自然と肌にもいい変化が。朝からたっぷり野菜のパワーをチャージできるグリーンスムージーは、忙しいクレア世代の朝食にもぴったりです」(仲里さん)。
続けるほどに、肌がツヤツヤに。まずは朝食代わりの1杯から、このデトックス&美肌効果を試してみて
グリーンスムージー基本のルール
1.材料は、生のフルーツとグリーン、水だけ
基本的に材料はフレッシュな葉野菜とフルーツであればOK。根菜などのでんぷん質を含む野菜や、砂糖や塩などの調味料、市販のジュース、豆乳、ヨーグルトなどは入れないように
2.素材の種類は少なめに1日で飲める分だけ作る
使う葉野菜やフルーツの種類は増やしすぎないこと。そのほうが胃腸の負担になりにくく素材の旨みもストレートに。また一度に作る量は1日で飲みきれる分だけに。欲張りすぎは厳禁!
3.何はさておき大切なのは毎日コツコツ続けること
基本のルールをおさえておけば、飲む量は体と相談しながらお好みで。1日1L飲むと変化を感じやすいが、初めはコップ1杯でもOK。まずは毎日の習慣にすることを目指そう
4.“飲む食事”と考えてゆっくり噛むように味わう
グリーンスムージーは飲む食事なので、他の食品とは一緒に摂らず、何かを食べるときは、前後40分程度おくこと。また、なるべく常温でひと口ひと口噛むように味わうことも大事
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『グリーンスムージーをはじめよう』
やせる、肌がきれいになる、とアメリカで話題の、葉っぱ野菜と果物をミキサーで混ぜて作る緑のジュース、グリーンスムージー。日本初の簡単美味なレシピ集。
他にもいろいろ『はじめようシリーズ』
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『発酵食をはじめよう お酒もごはんもすすむ旨味レシピ75』
CREA世代をターゲットとした初の“発酵食レシピ本”。発酵食=地味といったイメージを覆す一冊。塩山奈央著『発酵食をはじめよう お酒もごはんもすすむ旨味レシピ75』¥1418 (文藝春秋)
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『干し野菜をはじめよう 太陽の香りがするレシピ100』
『干し野菜をはじめたくなったらまずは、この本で入門!』
野菜や果物について、切り方、干し方、調理法などを細かく図解入りで説明し、10分程度で作れるレシピを、100種類ほど紹介しています。どれも驚くほど簡単なのに、味も見た目も手が込んでいるように見えるものばかり! ¥1470 (文藝春秋)
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2011.08.14(日)
text:Akene Tanaka
photographs:Hirofumi Kamaya
CREA 2011年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。