続く暑さに、体もバテ気味……そんな時は体の中から対策を講じてみませんか? 無理なく、簡単に実践できる秘策は毎日の食事に、疲労回復のサポートが期待できる酢酸を含む「お酢」を取り入れること。そこで、お酢といえばおなじみ「ミツカン」のお酢エキスパート・前田哲也さんにおすすめのお酢レシピを教えてもらいました。また、知られざるお酢の効果をピックアップしたコラムもぜひ参考に。

 今回は、ほんのひと工夫でゲストが食べやすく、パーティーも盛り上がる「ホームパーティーレシピ」を紹介します。

お酢レシピ 01.「手まり寿司」
[調理時間・30分/ひとり分のカロリー・424kcal]

 一口大のかわいい手まり寿司は、ゲストが遠慮なくつまめるのがポイント。ごはんにすし酢を混ぜ、刺身をのせてラップごと丸めるだけと、作るのもおにぎり並の手軽さ。パーティーではゲストの満腹具合も気になるところですが、これなら各自好きなだけ食べられますよね。彩りも鮮やかで、テーブルを華やかに演出してくれます。

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お酢レシピ 02.「チキンの甘酢照り焼き」
[20分/409kcal]

 パーティーではいろいろな料理を出したいもの。そのためには一品にかける時間の短縮化がカギになります。こちらの鶏肉レシピは、両面を香ばしく焼いて、最後にお酢入りの調味料を加えて煮詰めるだけ。さっぱりとした風味で、照り焼きとはひと味違うおいしさ。お料理上手と思われること間違いなしです。

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お酢レシピ 03.「ピクルス ピンチョス皿盛り」
[15分/179kcal]

 みずみずしい旬野菜のピクルスは、バーベキューや焼き肉との相性よし。夏のパーティーにぜひ取り入れたい一品です。半日ほど漬け込んでもおいしい&1週間ほど日持ちするので、事前にたっぷり用意しておきましょう。串に刺すひと手間でより食べやすく、パーティのワクワク感も演出できます。

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お酢レシピ 04.「ヨーグルトブルーベリー黒酢シロップ」
[5分/67kcal]

 ヨーグルトに「ブルーベリー黒酢」をかけるだけの超手抜きデザートですが、突然のゲストの来訪時にとっても便利。さっぱりしてフルーティな味わいは想像以上のおいしさです。何よりひんやり冷たいので、暑い外からやってきたゲストはよりおいしく感じてくれるはず。

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お酢レシピ 05.「黒酢の野菜スムージー」
[10分/66kcal]

 朝食替わりに愛飲している人も多い野菜スムージー。生の野菜や果物を自由に組み合わせて、自分好みの味をつくるのも楽しみです。「黒酢」をプラスすることで栄養価がさらにアップして、暑い季節のウェルカムドリンクにもってこい。

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教えてくれたのは……ミツカン お酢エキスパート 前田哲也さん
ミツカンPR担当。理系採用で研究所に配属されて納豆の研究に従事後、お酢を使った調味料の商品開発を経験。研究・商品開発の経験からか、料理や食材を見ると思わず「お酢との相性は?」と考え、まずは何にでもお酢をかけてしまうのがクセになっているのだとか。これまで最大の発見は、カレー×お酢のベストコンビネーション。カレーのライスを酢めしにすると、カレーの辛みが引き立ち美味しさがアップ。ちなみに、カレーは辛い方がよいのだそう。食べ方はこちら!
» https://crea.bunshun.jp/articles/-/415

【コラム】お酢を使いわければ、料理はもっとおいしくなる

 お酢にはたくさんの種類がありますが、どのように使いわければいいのか知っていますか? 基本の「穀物酢」は米や小麦、コーン、酒粕などを原料に、酢酸菌で発酵して作られたお酢で、すっきりした酸味があり、下味や火を通す調理向き。米を原料とする「米酢」はコクと甘み、まろやかなうまみがあり、酢の物や酢飯といった和食によく合います。

 玄米や大麦が発酵や熟成によって褐色に変化した「黒酢」は、まろやかで深い味わいが特徴。こってりコクを出したい酢豚や煮込み料理にぴったりです。「リンゴ酢」などの果実酢は、炭酸水や牛乳などで5倍以上に割ってドリンクとして飲んだり、ヨーグルトなどのデザートに加えて楽しみましょう。「バルサミコ酢」はぶどう果汁が主原料。樽熟成による豊かな香りと甘酸っぱさが持ち味で、肉料理のソースに抜群。「白ワインビネガー」は、マリネやドレッシングに。

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2014.08.24(日)
文=オカザキエミコ(六識)