続く暑さに、体もバテ気味……そんな時は体の中から対策を講じてみませんか? 無理なく、簡単に実践できる秘策は毎日の食事に、疲労回復のサポートが期待できる酢酸を含む「お酢」を取り入れること。また、知られざるお酢の効果をピックアップしたコラムもぜひ参考に。

 お酢のほか、お酢入りの調味料「ぽん酢」を活用して、野菜をたっぷり食べられる「夏野菜レシピ」ベスト5を紹介します。

お酢レシピ 01.「鶏胸肉と角切り夏野菜のオイスター酢炒め」
[調理時間・20分/ひとり分のカロリー・465kcal]

 鶏胸肉がジューシーに、また季節の野菜もたっぷり摂れてボリューミーに仕上がる、カロリー的にも費用的にもうれしいお役立ちレシピ。オイスターソース、お酢、砂糖でバッチリ味も決まります。野菜は冷蔵庫にある残りもので充分ですが、カリカリ香ばしいミックスナッツを加えるとお店レベルの本格的な一品に。

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お酢レシピ 02.「豚となすのさっぱり焼き」
[10分/523kcal]

 夏は、はち切れんばかりに水分を蓄えたナスがとびきりおいしい季節です。先に豚バラ肉を焼いてからナスを加えるこちらのレシピは、肉汁と調味料をたっぷり吸ったナスが本当に美味。ジューシーな豚バラ肉との相性も抜群です。調味料も、お酢、醤油、砂糖、酒を同量ずつ注ぐだけ。失敗なしの、鉄板調味です。

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お酢レシピ 03.「トマトの冷しゃぶ」
[15分/299kcal]

 お酢入り調味料といえば「ぽん酢」がおなじみ。お酢に醤油、柑橘果汁や出汁などのうまみ成分があらかじめ加えられている調味不要の手軽さで、ドレッシングによし、焼き肉のタレや冷麺つゆによしと、1本あれば何かと重宝します。こちらのレシピも味付けは「ぽん酢」のみ。主食が麺というの日のおかずにもぴったり。

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お酢レシピ 04.「夏野菜のしゃぶしゃぶ(土鍋)」
[15分/426kcal]

 今年はぜひトライして欲しい“夏の鍋”。といっても、だし汁でしゃぶしゃぶした肉や野菜を、さっぱりと「ぽん酢」で味わうのみ。最大のポイントは、鍋に残っただしで味わう〆の素麺。乾麺のまま鍋に投入するので後片付けも楽ちんです。見た目が華やかでワイワイ盛り上がれるので、おもてなし料理にもおすすめ。

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お酢レシピ 05.「焼肉と夏野菜のぶっかけぽん」
[20分/297kcal]

 焼き肉が食べたい、けれど暑いのはちょっと……。そんな気分の日はこちらのレシピを。薄切りの牛肉を焼いて野菜と一緒に皿に盛りつけ、最後に「ぽん酢」をかけるだけ。肉のうまみが強い牛肉なら、キャベツなどの野菜もたくさん食べられます。ごはんも進む、メインのおかずになる一品です。

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教えてくれたのは……ミツカン お酢エキスパート 前田哲也さん
ミツカンPR担当。理系採用で研究所に配属されて納豆の研究に従事後、お酢を使った調味料の商品開発を経験。研究・商品開発の経験からか、料理や食材を見ると思わず「お酢との相性は?」と考え、まずは何にでもお酢をかけてしまうのがクセになっているのだとか。これまで最大の発見は、カレー×お酢のベストコンビネーション。カレーのライスを酢めしにすると、カレーの辛みが引き立ち美味しさがアップ。ちなみに、カレーは辛い方がよいのだそう。食べ方はこちら!
» https://crea.bunshun.jp/articles/-/415

【コラム】焼き魚の“あの悩み”を解消。さらに減塩効果も

 網やグリルで魚を焼いたとき、皮がくっついてしまった経験はないですか? 見た目も美しくないし、せっかく香ばしく焼きあげた皮も味わえません。そんな悩みもお酢が解決。魚を焼く前に、お酢を浸したキッチンペーパーを網にサッとひと塗り。これだけで皮がくっつきにくく、お手入れも楽になります。そして焼きあがった魚にはぜひ、醤油の代わりにポン酢をかけて。酸味が塩味を引き立て、少ない塩気でも物足りなさをカバー。減塩効果にひと役買ってくれます。

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2014.08.14(木)
文=オカザキエミコ(六識)