続く暑さに、体もバテ気味……そんな時は体の中から対策を講じてみませんか? 無理なく、簡単に実践できる秘策は毎日の食事に、疲労回復のサポートが期待できる酢酸を含む「お酢」を取り入れること。そこで、お酢といえばおなじみ「ミツカン」のお酢エキスパート・前田哲也さんにおすすめのお酢レシピを教えてもらいました。また、知られざるお酢の効果をピックアップしたコラムもぜひ参考に。

 今回は、お酒のおつまみにぴったりな「ローカロリーレシピ」を紹介します。いっぱい食べても罪悪感を感じない、とびきりのヘルシーさがポイント!

お酢レシピ 01.「彩りフレッシュピクルス」
[調理時間・10分/ひとり分のカロリー・52kcal]

 大人になるにつれ、らっきょう漬けや酢の物といった酸味のあるものがおいしく感じるもの。ピクルスもその代表例。冷蔵庫の残り野菜をお酢に30分ほど漬けるだけなので、おつまみが欲しいと思ったときにパッと作れる手軽さもgood。もちろん低カロリーなだから、遅くなった夜の晩酌メニューにも重宝するはず。

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お酢レシピ 02.「にんじんとツナの酢ラダ」
[15分/130kcal]

 人参とツナ缶、白ごまだけの簡単サラダ。ツナ缶の油を活用するので、ツナのうまみが活きるしっかりしたおいしさです。調味料も「米酢」と「つゆの素」オンリー。モリモリたくさん食べられるから、夕食の副菜にもおすすめ。大根やキャベツなど冷蔵庫の余り野菜を使っても、おいしくいただけます。

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お酢レシピ 03.「夏野菜の冷奴」
[10分/191kcal]

 冷奴はネギやショウガを加えるだけでぐんとおいしくなりますが、こちらは夏野菜を代表するキュウリ、ナス、オクラがたっぷり入った、「山形のだし」風の冷奴。ちりめんじゃこのしっかりした塩気と風味がアクセントに。

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お酢レシピ 04.「アボカドとポテトチップスのマヨネーズ酢あえ」
[10分/165kcal]

 まったり濃厚なアボカドに、パリッとしたポテトチップスの食感と塩気がたまらないアイデアレシピ。ぶどう果汁が主原料の「白ワインビネガー」の香り高くフルーティな酸味がよく合います。「白ワインビネガー」がなければ「穀物酢」でも代用できます。

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お酢レシピ 05.「サーモンマリネ」
[10分/130kcal]

 風味がしっかりしておいしいスモークサーモンは、サラダにしたり、丼にしたりと、冷蔵庫に常備しておくと重宝する便利食材。オリーブオイル少々と塩こしょうを加えたお酢でマリネすると、脂がのったスモークサーモンのうまみがより際立つワンランク上の味に。野菜も一緒においしく味わえます。

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教えてくれたのは……ミツカン お酢エキスパート 前田哲也さん
ミツカンPR担当。理系採用で研究所に配属されて納豆の研究に従事後、お酢を使った調味料の商品開発を経験。研究・商品開発の経験からか、料理や食材を見ると思わず「お酢との相性は?」と考え、まずは何にでもお酢をかけてしまうのがクセになっているのだとか。これまで最大の発見は、カレー×お酢のベストコンビネーション。カレーのライスを酢めしにすると、カレーの辛みが引き立ち美味しさがアップ。ちなみに、カレーは辛い方がよいのだそう。食べ方はこちら!
» https://crea.bunshun.jp/articles/-/415

【コラム】疲労回復効果に、血圧や内臓脂肪の低下にも

 お酢に疲労回復を手伝うはたらきがあるというのはよく知られた話ですよね。これは食事によってエネルギーを補給する際、お酢を一緒に摂るとエネルギー源のひとつである“グリコーゲン”を効率的に再補充できるから。さらなるお酢の効果として、毎日大さじ1杯の食酢を摂ることで高めの血圧や血中脂質を低下させる働きがあるそう。加えて、肥満気味の人の内臓脂肪を減少させることも科学的に証明されています。健康のためにも、毎日少しずつ摂り入れたいですね。

2014.08.22(金)
文=オカザキエミコ(六識)