続く暑さに、体もバテ気味……そんな時は体の中から対策を講じてみませんか? 無理なく、簡単に実践できる秘策は毎日の食事に、疲労回復のサポートが期待できる酢酸を含む「お酢」を取り入れること。そこで、お酢といえばおなじみ「ミツカン」のお酢エキスパート・前田哲也さんにおすすめのお酢レシピを教えてもらいました。また、知られざるお酢の効果をピックアップしたコラムもぜひ参考に。

 今回は、数分あれば作れる「朝食簡単レシピ」を紹介。食欲がない朝も、お酢の酸味が食欲を増進。ごはん派もパン派も満足のお手軽お酢メニューです。

お酢レシピ 01.「しらす納豆あえ」
[調理時間・5分/ひとり分のカロリー・118kcal]

 朝食が「ご飯派」なら、納豆+お酢のコンビネーションがイチ押し。お酢入りの調味料をかけることで、糸も引きにくくなって食べやすくなるといううれしい作用もあります。味付けは、添付のたれ+「ミツカン かけるカンタン酢」のみの、おすすめメニューです。しらすや青じそを加えると、より満足度の高い一品に。

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お酢レシピ 02.「ウインナーとキャベツのサラダ」
[10分/225kcal]

 忙しい朝には火を使わない電子レンジ調理がお役立ち。こちらはウインナーとキャベツをレンジで加熱して、仕上げにお酢入りの調味料をかけるだけ。肉類と野菜をバランスよく摂れるだけでなく、お酢には代謝アップや疲労回復をサポートする効果も期待できます。食欲があまりない日の朝食に。

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お酢レシピ 03.「サーモンとオニオンスライスのサラダ」
[10分/108kcal]

 やさしい甘みのスモークサーモンとお酢の相性は抜群。材料を切ってお酢入りの調味料で味付けするだけなので、「なにか一品足りない」というときに、ささっと作れて便利です。パンに挟んで食べてもおいしいし、サーモンの塩気はご飯にもぴったり。またサーモンの彩りは、朝の食卓をぱっと明るくしてくれます。

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教えてくれたのは……ミツカン お酢エキスパート 前田哲也さん
ミツカンPR担当。理系採用で研究所に配属されて納豆の研究に従事後、お酢を使った調味料の商品開発を経験。研究・商品開発の経験からか、料理や食材を見ると思わず「お酢との相性は?」と考え、まずは何にでもお酢をかけてしまうのがクセになっているのだとか。これまで最大の発見は、カレー×お酢のベストコンビネーション。カレーのライスを酢めしにすると、カレーの辛みが引き立ち美味しさがアップ。ちなみに、カレーは辛い方がよいのだそう。食べ方はこちら!
» https://crea.bunshun.jp/articles/-/415

【コラム】お酢の力 その3 カルシウムを引き出して、天ぷらもサクサクに

 お酢は調味としての役割のほかに、魚の生臭みを抑えたり、里芋や貝類などのぬめり取りに使えたりと、さまざまなシーンで役立つ料理界の万能選手。なかでも注目したいのが、素材に含まれるカルシウムを引き出し、体内への吸収率を高める働き。小アジやイワシなどをお酢で煮ると、骨まで柔らかくなり、溶け出したカルシウムをムダ無く丸ごと摂取できます。また天ぷらを作る際に小麦粉にお酢を加えると、衣に粘り気が出るのを防止。カラッとした食感に仕上がります。

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2014.08.17(日)
文=オカザキエミコ(六識)