続く暑さに、体もバテ気味……そんな時は体の中から対策を講じてみませんか? 無理なく、簡単に実践できる秘策は毎日の食事に、疲労回復のサポートが期待できる酢酸を含む「お酢」を取り入れること。そこで、お酢といえばおなじみ「ミツカン」の、お酢エキスパート・前田哲也さんにおすすめのお酢レシピを教えてもらいました。また、知られざるお酢の効果をピックアップしたコラムもぜひ参考に。

 今回紹介するのは、簡単にできるメインのおかず「さっぱりお肉レシピ」。お酢を加えることで肉は柔らかく、うまみもアップ。びっくりするほど簡単でおいしい、お肉を使った3つのレシピを紹介します。

お酢レシピ 01.「鶏のさっぱり煮」
[調理時間・30分/ひとり分のカロリー・397kcal]

 お酢レシピの大定番、「鶏のさっぱり煮」。調味料を入れて煮込むだけの、忙しいときにもパパッと作れるお手軽レシピです。お酢独特のツンとするあの酸味は加熱することでまろやかになるので、お酢をたっぷり摂取できます。その上、お酢のおかげで手羽元の骨がはずれやすくなって食べやすくなるというメリットも。ゆで玉子にも汁が染みてとってもおいしい。

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お酢レシピ 02.「豚のさっぱり焼き」
[20分/430kcal]

 片栗粉をまぶして焼いた豚肉に、お酢やしょうゆなどの調味汁を絡めて味わう、こんがり香ばしい豚肉ソテー。生姜焼きなどに比べ、お酢の作用で肉の脂っこさが抑えられ、さっぱりまろやかな味に仕上がるので食欲がない季節にうってつけ。「穀物酢」のほか、「米酢」「黒酢」「リンゴ酢」など、手元にあるお酢で代用できます。

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お酢レシピ 03.「鶏もも肉の甘酢ペッパーチキン」
[15分/312kcal]

 粗挽き黒こしょうをたっぷり振りかける、ピリッとした辛みが食欲をそそる一品。調味料は黒こしょうとお酢の入った調味酢のみだから、作るのも簡単。一味とうがらしをふるとより美味しく仕上がります。

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教えてくれたのは……ミツカン お酢エキスパート 前田哲也さん
ミツカンPR担当。理系採用で研究所に配属されて納豆の研究に従事後、お酢を使った調味料の商品開発を経験。研究・商品開発の経験からか、料理や食材を見ると思わず「お酢との相性は?」と考え、まずは何にでもお酢をかけてしまうのがクセになっているのだとか。これまで最大の発見は、カレー×お酢のベストコンビネーション。カレーのライスを酢めしにすると、カレーの辛みが引き立ち美味しさがアップ。ちなみに、カレーは辛い方がよいのだそう。食べ方はこちら!
» https://crea.bunshun.jp/articles/-/415

【コラム】お酢のパワーで素材の色をより美しく

 お酢には、素材の色をより鮮やかに引き出す効果があります。例えばレンコンやゴボウなどのアクの強い根菜は、切ったそばから酢水にさらすことで酸化による変色を防止。茹でるときにもお酢を加えれば、さらに白く仕上がります。またショウガやミョウガは酢漬けにすることでキレイなピンク色に。カリフラワーも、お酢を加えると白く茹であがります。

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2014.08.10(日)
文=オカザキエミコ(六識)