激動の再婚→出産

安野 それを機に、その企画のみならず、「Zyappu」のスタイルページと連載も私が受け持つことになって、彼との距離が縮まっていったんです。そして、お互いに「これはもしかして……」と感じるようになった。

近田 でも、その時はまだどちらも別の相手と結婚してたんでしょ。

安野 ええ。普通にそれぞれの家庭の話もしてたんですけど、どちらも当時の環境に違和感を抱いていて、これはもう突っ走るしかないねという感じになっちゃって……。

近田 一緒になることを決めたんだ。最初の結婚生活は都合何年続いたの?

安野 4年かな。実質的に、一緒に暮らしたのは2年。私の方は、その後すぐに離婚に至ったんですが、伊島の側は、時間がかかり、なかなか話が進みませんでした。

近田 そこは、まあ難しいところだよね。

安野 そして、そうこうしているうちに、彼との間に2人の子どもを授かりました。1995年に息子、1997年には娘が生まれました。だから、子どもたちは、ずっと安野姓を名乗っていたんです。

近田 もともと子どもが欲しいという願望はあったの?

安野 不思議なもので、伊島と出会うまでは、一度も子どもが欲しいと思ったことがなくて、最初の夫にもそう断言していたぐらいなんですよ。でも、伊島も私も、2人の子どもがどうしても見てみたくなっちゃって。

近田 結局、伊島君と正式に結婚したのはいつ?

安野 2006年のことでした。

近田 その時、天使の足の裏は見えた?

安野 二度目は出ませんでしたね(笑)。

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安野ともこ(やすの・ともこ)

1959年、埼玉県生まれ。高校卒業後、西武百貨店勤務を経て、こぐれひでこ氏が主宰するアパレルブランド「2CV」に入社。同社解散後、モデルやシンガーとして活動。以降、フリーのコラムニスト、ライター、プランナーなどを務め、小泉今日子との出会いをきっかけに、スタイリストに転身する。1994年には、スタイリスト事務所「CORAZON」を設立し、衣装デザインにも進出する。2007年、ジュエリーブランド「CASUCA」を立ち上げ、現在、目黒で実店舗「CASUCA HISTORIA」を展開。6月7日(日)から上演される「PARCO PRODUCE 2026 カッコーの巣の上で」では衣装を担当。
Instagram  @yasunotomoko

近田春夫(ちかだ・はるお)

1951年東京都世田谷区出身。慶應義塾大学文学部中退。75年に近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー。その後、ロック、ヒップホップ、トランスなど、最先端のジャンルで創作を続ける。文筆家としては、「週刊文春」誌上でJポップ時評「考えるヒット」を24年にわたって連載した。著書に、『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』(リトルモア)、『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』『グループサウンズ』(文春新書)などがある。最新刊は、半世紀を超えるキャリアを総覧する『未体験白書』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。
X @ChikadaHaruo

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