Magnificent View #267
バタッド・ライステラス(フィリピン)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ルソン島の北部には、「フィリピン・コルディリエーラの棚田群」として世界遺産に登録されたエリアがある。世界最大の規模を誇るライステラスの景色は、まさに壮観。「天国への階段」という異名にも納得がいく。

 なかでも、バナウェという町にあるバタッド・ライステラスは、すり鉢型を描く棚田が美しい。この周辺では一期作を行う稲作農家が多いが、ここバタッドに限っては、二期作が可能。それだけ温暖な気候に恵まれているのだ。

 この地域では、すでに紀元前より棚田が作られていたというから、その歴史はとても古い。この眺めは、同じアジアの農耕民族である日本人のDNAに訴えかけてくるようだ。

次の記事に続く 陶器の殿堂のファサードを飾る 絢爛たるバロックの大理石彫刻