同園は動物好きのご一家が那須滞在中に必ず訪れる場所で、これまでにもご親戚をはじめ母校の学習院幼稚園や初等科の同級生とその家族を招かれてきた。今年も数名のお友達と、ペンギンに餌を与えたり、バードパフォーマンスをご覧になるなど楽しまれていたが、その中の一人が愛子さまと“特別な仲”なのではないかと、一部メディアで推測もされた。

 この男性は愛子さまとは幼馴染で、学校を休みがちになられていた2010年8月には、那須滞在中に一緒に登山をされたこともある。以前にも結婚の“お相手候補”と報じられたことがあったが、後にそれを聞いた愛子さまは「えーっっっ!」と驚いたご様子だったという。

カーテシーを何度も練習された

 那須、そして須崎。充実した夏休みを過ごされた愛子さま。帰京後に臨まれたのが、国際会議の舞台だった。

 天皇皇后両陛下は8月22日の午後、TICAD=アフリカ開発会議に出席したアフリカ27か国の首脳夫妻などを皇居・宮殿に招き、6年ぶりの茶会を催された。

 両陛下に続いて、愛子さまも若草色の淡い地色に藤や菊などの四季の花々がちりばめられた、爽やかな振り袖姿でお出ましに。少しほっそりとされたご様子だったが、壇上に上がる歩幅は以前よりも大きく感じられた。

 国王夫妻をお迎えになる際は、膝を落とす西洋式挨拶のカーテシーを和服姿で披露された。

「お着物の裾を崩さないようにカーテシーをなさるのは、難しいものです。愛子さまは事前にお着物をお召しになって、何度も練習をなさったそうです。どうしたら美しいカーテシーになるのか、鏡に向かって足を引く幅や角度などを熱心に確認。最終的には皇后さまにも見て頂いて、了承されたといいます。

 お茶会でカーテシーがスムースにお出来になったのも、こうした準備があってのこと。招待したお客さまの文化を尊重なさりたいという、愛子さまのお気持ちが強くあったのではないでしょうか」(宮内庁職)

 この日の愛子さまは終始笑顔で、他の皇族方と共に各国の首脳らに話しかけられていた。お茶会後はスーツに着替え、日本赤十字社に出社された。

※記事全文は『週刊文春WOMAN2025秋号』で読むことができます。

2025.10.04(土)
文=友納尚子