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「ナイスな人でありたい」と思うきっかけ

──映画では、まじむは仕事の喜びや厳しさを祖母に教えてもらっていますが、伊藤さんにそのようなことを教えてくれる存在はいましたか?
家族からも影響を受けてきましたが、今の事務所の社長やマネージャーからたくさんのことを学びました。今の事務所に移籍したのが18歳の頃で、やっと「俳優を続けていくぞ」と思えたタイミングだったこともあり、自分の時間をどう使うかとか、台本をどのように読み込むかとか、本当に様々なことを教えてもらいました。
休日は友達や家族と過ごすのが当たり前で、一人でいられなかった当時の私に「一人になって、自分自身と向き合うのもすごく大切なんだよ」「常に仕事のことを考えてなくてもいいけど、日常でもインプットできることがあればお得だよね」と教えてくれたのも事務所の方々です。あと「ナイスな人でありたい」と思うきっかけをもらいました。
──「ナイスな人」っていいですね。伊藤さんにとって「ナイスな人」とは?
リスペクトの心を持って、他人と接する人ですかね。また、自分の意見やビジョンを持ったうえで、まわりの意見を取り入れられる人、かな。柔軟さを持つことをすごく大切にしています。
自分へのご褒美をたくさん用意してモチベーションをキープ

──忙しい日々が続くなかで、仕事へのモチベーションはどのように保っていらっしゃいますか?
目の前ににんじんをぶら下げてます(笑)。この仕事が終わったら友達と旅行に行くといった比較的大きなものから、今日の撮影が終わったらキンキンに冷えたビールを飲む、といったものまで、あらゆる種類のにんじんを目の前にぶら下げてます。頑張った自分にご褒美を与えることと同じくらいに、無理しすぎないことも大切にしています。
伊藤沙莉
1994年生まれ、千葉県出身。2003年にドラマ『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』でデビュー。2024年度前期NHK連続テレビ小説『虎に翼』で主演を務め、国民的な人気を誇る俳優に。10月には映画『爆弾』の公開を控える。
『風のマジム』

契約社員として働く伊波まじむは、祖母と一緒に通うバーでラム酒の魅力に取り憑かれ、地元沖縄産のラム酒づくりを目指すことに。家族、友人らを巻き込みながら夢に向かって進んでいく一人の女性の実話に基づく物語。
出演:伊藤沙莉、染谷将太、シシド・カフカ、尚玄、滝藤賢一、富田靖子、高畑淳子ほか
監督:芳賀薫
原作:原田マハ『風のマジム』(講談社文庫)
©2025 映画「風のマジム」 ©原田マハ/講談社
9月5日(金)沖縄県先行公開 9月12日(金)全国公開
ジャケット 39,600円、スカート 64,900円、スクールバッチ 27,500円/UJOH(エム 03-6721-0406) リング 39,600円、イヤリング 33,000円/BLANC IRIS(ブランイリス トーキョー 03-6434-0210) シューズ¥60,500/KATIM(info@katim.sc)

2025.08.29(金)
文=高田真莉絵
撮影=佐藤 亘
ヘア&メイク=岡澤愛子
スタイリスト=吉田あかね