かねて日本人に人気が高いのが、片手で握れる8型クラスのタブレットです。海外ではタブレットといえば10~11型クラスが中心ですが、日本では通勤電車などで邪魔にならずに扱いやすいためか、この8型クラスが高い人気を誇っています。
このクラスの代表格はAppleの「iPad mini」ですが、現行モデルは実売価格が7万円台後半からと、お財布には決して優しくありません。それではより安いゾーンで、遜色のない製品はないものでしょうか。
以前の記事(『1万円以下で買える「激安タブレット」って使い物になる? 外見やデザインは健闘、YouTube用ならアリだがゲームは期待薄、致命的なのは…』)では1万円を切る激安タブレットとしてTeclastの「P85T」を紹介しましたが、今回はそれよりもやや上のグレード、実売2万円以下で入手可能な2製品を紹介します。これらがiPad miniとはどのような点が異なり、どの程度使い物になるかをチェックしていきましょう。

今回紹介する2つの製品は、いずれもAndroidを搭載したタブレットです。片手で持ちやすいという8型クラスの特徴そのままに、2万円を切る価格を実現しているのが大きな特徴です。
まずはレノボの「Lenovo Tab B9」から見ていきましょう。レノボはハイエンドからエントリー向けまでさまざまなタブレットをラインナップしていますが、本製品は8型よりもひとまわり大きい9型の画面を採用しつつ、リーズナブルさを重視した製品です。
2025.05.15(木)
文=山口真弘