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ハリー・ポッター スタジオツアー東京 #1
ハリー・ポッター スタジオツアー東京 #2
ハリー・ポッター ツアーショップお菓子
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ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 炎のゴブレット編 ...
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クライマックスへのカギとなるトム・リドルの墓は圧倒的迫力

今回、特に大がかりなセットの展示となる、ヴォルデモートの先祖「トム・リドルの墓」。三大魔法学校対抗試合の最終局面、ハリーは同じ学校のセドリック・ディゴリーと共に優勝杯に触れます。すると、リドルの墓石がある墓地に飛ばされてしまいます。その後墓石に縛り付けられるハリー。闇の帝王復活の儀式が始まってしまうのです。

シリーズ全体を通して大きな分岐点になるシーンで重要な役割を果たす墓石は、死神のような像がそびえ立つ巨大なモニュメント、その高さはなんと3メートルにもなります。
間近で見上げると、その迫力に圧倒されます。ハリー達に危機が迫って来ることを予感させるような不気味さを感じられるはずです。
死喰い人(デスイーター)の変化は?

闇の帝王・ヴォルデモートを盲信する人々は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』からその姿をはっきりと現すようになりました。通称「死喰い人」(デスイーター)。その不気味なビジュアルは、作品を重ねるごとに進化を遂げています。今回の展示ではそれを一同に見ることができ、解説を聞くこともできます。

おどろおどろしいマスク、刺繍の入ったコスチュームなど、細部までこだわっている衣装に思わず見入ってしまいます。死喰い人は最初、知る人ぞ知る存在だったため、マントをまとったクラシカルないでたちです。それが勢力を増していくに従い、服装も変化していきます。

ダークだけれども、クール。 悪の持つ魅力と、それに惹かれてしまう危うさも同時に感じられる展示でした。
ホグワーツ城にプロジェクション・マッピングが

最後の部屋にあるホグワーツ城の模型では、ドラゴンにおいかけまわされるハリーの息を呑むシーンをプロジェクションマッピングで再現。

ホグワーツ城の壁をつたってハリーを追い詰めるドラゴン、火を噴く姿、箒に乗って逃げ回るハリーの飛行技術など、大迫力の音と映像で楽しめます。こちらも、今回初の試みです!
2025.05.16(金)
文=宇野なおみ
写真=山元茂樹