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  • 小湊鉄道のアート&グルメ

 春の訪れを感じ、お出かけ意欲が高まる季節になりました。日常から離れた風景の中で、その土地の美味しいものを食べ、アートを鑑賞。そんな休日はいかがでしょうか?

 房総の豊かな自然と現代アートが融合した町・千葉県市原市で、ローカル列車「小湊鉄道」に乗って楽しむ日帰り旅をご案内。車なしで移動ができるので一人でのんびり出かけてみるのもおすすめです。

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» 昔懐かしのローカル列車「小湊鉄道」と市原市のアート
» ローカル列車旅の始まりは「こみなと待合室」から〈五井駅〉
» レトロ商店街が盛り上げるアート地区で、駅前アート鑑賞〈上総牛久駅〉
» ランチは、房総の海と山の恵みがたっぷりの新窯ピッツァを〈高滝駅〉
» 「市原湖畔美術館」でアートとともに贅沢なひとときを過ごす〈高滝駅〉


昔懐かしのローカル列車「小湊鉄道」と市原市のアート

 2025年3月で開業100周年を迎えた小湊鉄道は、市原市「五井駅」から大多喜町「上総中野駅」を結ぶ、懐かしさの残るローカル列車。地元住民はもちろん、養老渓谷や高滝湖などの観光スポットを訪れる観光客にも利用されています。風光明媚な里山風景が沿線に広がり、特に春の花盛りシーズンは桜と菜の花が同時に咲き誇る絶景を見ることができます。

 そんな小湊鉄道が通る市原市は今、「アートのまちいちはら」というテーマを掲げ、街づくりを進めています。市内の各所にパブリックアートが展示され、2014年から継続的に「いちはらアート×ミックス」というアートイベントを開催。さらに、2024年は他市と連携し「百年後芸術祭」と題した大規模芸術祭も実施されるなど、アートと共存する街として、盛り上がりを見せる注目の地域となっています。

2025.03.27(木)
文=上野 郁
写真=大森 光太郎、上野 郁