寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。
日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は千葉県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
» #01 大山千枚田
» #02 いすみ鉄道と菜の花
» #03 佐倉ふるさと広場のチューリップ
» #04 真間山弘法寺の伏姫桜
» #05 東京ドイツ村の桜と芝桜
» #06 茂原公園
» #07 富田さとにわ耕園のシバザクラ
» #08 あけぼの山農業公園
» #09 小湊鐡道 飯給駅
» #10 吉高の大桜
◆大山千枚田
房総半島のほぼ真ん中に位置し、東京から一番近い棚田として知られる大山千枚田。
3万2千平方メートルの斜面に375枚の田んぼが階段状に並び、貴重な里山の農村風景として「日本の棚田百選」に選ばれている。
春になると田植え前に棚田に水が張られ、鏡のように空を反映。早朝には朝日で空がピンク色に染まり、幻想的な光景が広がる。
大山千枚田(おおやませんまいだ)
所在地 千葉県鴨川市平塚540
https://www.city.kamogawa.lg.jp/site/kamogawa-kanko/
◆いすみ鉄道と菜の花
房総半島を走るいすみ鉄道は、沿線で菜の花が見られることから「菜の花列車」とも呼ばれる絶景列車。
菜の花は毎年自治体や地域住民、地元企業の人々によって植栽されているもので、始発駅から終点まで約50分の間、半分以上の路線沿いに色鮮やかな菜の花が咲き誇る。
車窓からの眺めはもちろん、菜の花の中を列車が駆け抜ける風景もSNS映え抜群だ。
見ごろの時期:3月中旬~4月中旬
いすみ鉄道と菜の花(いすみてつどうとなのはな)
所在地 千葉県いすみ市~夷隅郡大多喜町
https://maruchiba.jp/index.html
2024.04.05(金)
文=佐藤由樹