小松菜とちりめんじゃこの混ぜごはんの作り方
まず、水洗いした小松菜をゆでていきます。フライパンでやるとゆでやすいですよ。入れるときは下のほうから、湯がはねないようにそっと入れてください。
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小松菜の1株、大きさもかなり個体差あります。小さめなら10秒、大きめなら20秒もゆでて、ざるにあげておけば火が通ります。ざるにあげてからも余熱で火が通っていきますので、ゆですぎないように。
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小松菜の熱がとれたら、水気をぎゅーっと絞って、7~8ミリ幅に切ります。葉はより細かめに刻んだほうが食べやすくなります。
あとはもう、ちりめんじゃこ、黒ごま、熱々のごはんと一緒に混ぜるだけ。

ちりめんじゃこは大さじ2と書いてますが、すりきりでなく、もりっと大さじ2ぐらいがおいしい。ちりめんじゃこ、あまったら冷凍もできます。

たんぱく質と野菜が一緒にとれるごはんです。小松菜は食感がよく、ちりめんじゃこはうま味と塩気があって、黒ごまは香り担当。それぞれがごはんと合わさるおいしさ、試してみてほしいです。
あわせる汁もの、ベーシックな豆腐とわかめにねぎのお味噌汁なんてどうでしょう。こちらも「たんぱく質と野菜」を意識した組み合わせにすると、栄養バランスもよくなります。豆腐はミニサイズのものも最近はよくあるので、使い切りやすさを考える人にはおすすめ。
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混ぜごはん、これから何回か続けてご紹介させてください。いろいろ面白い組み合わせがあるのです。
では、また来月。
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Column
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2025.02.15(土)
文・撮影=白央篤司