ホリデーシーズンから年末年始にかけては、パーティーや実家への帰省、新年の挨拶回りなどギフトが行き交う季節。せっかく贈るなら、気の利いたギフトを選びたいものです。
ですが、もらってうれしいスイーツギフトって? と悩むみなさんのために、CREA WEBでも連載中のスイーツの達人、スイーツなかのさんを交えて、CREA読者40名を招待するトークイベントを開催。銀座コージーコーナーの新ブランドによるスイーツを囲みながら、スペシャルゲストを交えたイベントの様子をご紹介します!
スイーツなかのさんと“スイーツつながり”な小林涼子さんがスペシャルゲストに
ゲストは、俳優の小林涼子さん。『虎に翼』など俳優としても活躍するかたわら、循環型農園などを手がけるAGRIKOの代表取締役でもあります。また、煎茶道東阿部流師範でもあるCREAアンバサダーの茂木雅世さんが司会進行をしていきます。
さっそく、トークテーマとなっている「スイーツの魅力」を語ってもらいましょう。
なかの 小林さんは、スイーツを食べる会「スイ会」というお茶会をする間柄の友達なんです。いつもギフトを贈り合っているのですが、出てくれないですかと言ったら本当に忙しいのにOKしてもらえて。小林さんがゲストってなったら、イベント参加者のみなさんから「わぁっ」と歓声が上がってたよね。さすが!
小林 いえいえ。なかのさんはスイーツの先生ですから~!
小林さんは、スイーツが大好きで、10年ほど前からスイーツなかのさんのインスタグラムをチェックしていたのだそう。スイーツなかのさんは友達でもあり“スイーツの先生”として尊敬している存在なのだそうです。
銀座コージーコーナーから新発売した、3つのプレミアムギフト用新ブランド
テーブルに置かれた華やかなお菓子は、銀座コージーコーナーから11月29日に誕生した、3つのプレミアムギフト用の新ブランド「SAVOIRFAIRE(サヴォアフェール)」、「CHARITES(カリテス)」、「lastnote(ラストノート)」。「老舗であり続け、老舗からの脱却を図る」をテーマに、現在さまざまな取り組みに挑戦している老舗洋菓子チェーン店、銀座コージーコーナーが新たに発表したギフト用の新ブランドです。
おいしさはもちろん、ギフトにぴったりな華やかなパッケージも魅力。さらに、並ばずにオンラインサイトCake.jpでも購入できる、まさに新時代のスイーツギフトです。
イベント参加者へ事前に銀座コージーコーナーの思い出を募集したところ「子どもの頃、給料日や誕生日など嬉しい日にいつもある」、「新人研修後に上司が買ってきたシュークリームが忘れられない。おつかれさまの一品」など銀座コージーコーナーとともに、憩いの時間や当時の思い出が蘇ってくるエピソードがズラリ。2人のコージーコーナーの思い出を聞いてみましょう。
なかの 日本に住んでいるほとんどの人たちは、銀座コージーコーナーを食べて育ってきていると思うんですよね。ジャンボシュークリームは子どものときはご褒美的なスイーツでしたよね。
小林 私は高校時代、渋谷駅が通学路だったので渋谷の銀座コージーコーナーに寄っていました。私は、エクレア派でしたよ。
なかの そうそう、コージーコーナーはシュークリーム派とエクレア派と分かれるよね。僕はコージープリンセスが好きなんです。ミニホールケーキのようになっていて苺が上にポンとのっていて。1人でホールケーキを独り占めしたような特別感があるんですよ。
では、今回発売した新ブランドのプレミアムギフトはどのような日常を彩ってくれるのでしょうか? 銀座コージーコーナーの商品開発本部の木村本部長に話を聞いてみました。
木村 コージーコーナーは、生ケーキの印象が強いと思うのですが、2023年に創業75周年を迎え、創業80周年、100周年を見据えて「これまでと違う新たな挑戦」をテーマに新ブランドの開発に取り組んでまいりました。今回新しいブランドを3つ立ち上げたのは、好きなお菓子や味がいろいろあると思うので、好みやシーンによって自由に選んでほしいという想いから。どれもコージーコーナーらしさをあえて封印しているんです。
味はもちろん、今までの既存商品にはなかったような世界観やビジュアル、パッケージなど細部までこだわりが詰まっています。そんな銀座コージーコーナーの「新しい顔」として展開する3つのブランドのお菓子をイベントに集まった読者といただきました。
■ギフト用最高級ブランド「SAVOIRFAIRE」
フランスでは靴やバッグなど、メゾンの職人技を意味する「SAVOIRFAIRE」は、伝統と匠の技が入っている銀座コージーコーナー史上ギフト用最高級ブランドにふさわしいネーミング。
木村 フランス語で職人・匠の技や、フランスメゾンブティックが1番大事にしているブランドの神髄(職人)に敬意を表す言葉からインスピレーションを受けたブランドです。
なかの 銀座コージーコーナーは全国にある老舗洋菓子チェーン店だけれど、プロフェッショナルな職人さんも多いんです。「SAVOIRFAIRE」は、機械から製造までこだわって作っているということを改めてフォーカスしたブランドですよね。
中身のお菓子は、シャティーモンターニュ(焼モンブラン)、ガトーショコラ、モワルーズフィナンシェ(ふんわりフィナンシェ)といった馴染み深い伝統的なお菓子。しっとりとした口当たりの半生菓子は、保存期間も生菓子より長く常温で持ち歩けるのでギフトを贈るハードルが低くさまざまなシーンで自由に贈ることができます。
■華やかさが際立つ「CHARITES」
CHARITESは、女神の三姉妹がわいわいとお菓子を取り合う、楽しくも美しい世界観を映すブランド。鮮やかなボックスは、実際の生花の写真を加工したデザインで、花束を贈るようにギフトを贈ることができます。
小林 CHARITESは、ビジュアルがいい。お花のパッケージは色がビビッドで、もらった時にワッと嬉しくなりますよね。
なかの 丸い缶のタイプも紅茶缶のようでかわいい。集めたくなるし、色を選べるので渡す相手の好きな色を選んで贈るのもいいですね。
小林 実は、イベント前に全部試食させていただいたのですが、マカロンがすごくおいしいの。しかも常温で持ち歩けるマカロンっていいですよね。
冷蔵保存のマカロンは手土産にしにくいスイーツでしたが、常温で持ち運びできると、手土産の選択肢が広がりそう!
■フレグランスの最後の香りをイメージした「lastnote」
最後に紹介するのは「lastnote」。香水の香りがキーワードのブランドで、白いボックスタイプのパッケージはシンプルかつスタイリッシュな印象を演出します。
なかの パッケージが小ぶりでシンプルなので、ちょっとしたプチギフトにいいですね。いろんなシーンで使ってみたくなります。
小林 (フィナンシェの袋を開けながら)すごくいい香りがする! お菓子って開けたときの香りや、近づけて食べるとき、食べたあとに口の中に残る香りのそれぞれが幸せな瞬間なんですよね。
木村 香りで印象を残せるようなお菓子を目指したブランドです。カリフォルニア産のアーモンドを工場の中で砕き、アーモンド本来の香りを味わえる本格的なフィナンシェとなっています。また、ラングドシャも工場の職人による手巻きでつくられています。
なかの まさに職人技ですね!
2024.12.24(火)
文=桐生奈奈子
写真=今井知佑
ヘアメイク=篠原奈緒子
スタイリスト=梅田一秀
撮影ブースコーディネート=岩佐知布由
フラワーコーディネート=劉 適然