◆京都府

◆渡月橋の雪景色

 渡月橋は京都市右京区と西京区の間を流れる大堰川に架かる長さ155メートル、幅11メートルの木製の橋(橋脚は鉄筋コンクリート)。鎌倉時代に亀山上皇が、月が橋を渡るように動く様子を見て「くまなき月の渡るに似る」と述べたことが名前の由来とされる、嵯峨嵐山を代表する名勝です。

 橋は嵐山の自然美に溶け込むようデザインされた風情ある造りで、穏やかに流れる川や山々と織り成す情景はまるで一幅の絵画のよう。

 桜や紅葉の名所として有名ですが、冬に雪化粧したモノトーンの景色も神秘的。晴れ間がのぞけば、青空のもとで陽の光に照らされてきらきらと輝く白銀の世界が目の前に広がります。

渡月橋の雪景色(とげつきょうのゆきげしき)

所在地 京都市右京区嵯峨中ノ島町

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◆大阪府

◆大和葛城山の樹氷

 大和葛城山は、金剛生駒紀泉国定公園内にある標高959メートルの山。山頂付近が高原になっており、ここから大和盆地や大阪平野の眺望を楽しめます。

 春には「一目百万本」といわれるツツジの群生、秋にはススキや紅葉のすばらしい景色が見られますが、冬の樹氷や雪景色の美しさは格別です。

 1月末から2月初め頃になるとブナの自然林が氷の花で覆われ、山一面が白銀に染まります。

大和葛城山の樹氷(やまとかつらぎさんのじゅひょう)

所在地 大阪府南河内郡千早赤阪村

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2025.01.12(日)
文=CREA編集部