Magnificent View #199
ボルグン・スターヴ教会(ノルウェー)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 タイの寺院だと言われればうなずいてしまいそうな、エキゾティックな建物である。が、よく目を凝らすと、屋根には十字架が付いているのが分かる。そう、これは教会だ。

 このボルグン・スターヴ教会は、ノルウェー西部のラルダールにある。

 この建物は、1150年頃から建造が始まったとされる。中世から姿を変えることなく残る木造教会は、世界でここにしかないという。

 ノルウェーにキリスト教が伝播したのは11世紀初頭のこと。この教会には、それ以前にこの地に花開いたさまざまな文化の痕跡が刻まれている。龍や蛇などをモチーフとした装飾やルーン文字の碑文からは、バイキング芸術の色濃い影響が感じられるのだ。

次の記事に続く 幻想のごとき雲海を渡る 東京タワーより高い橋