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#3 あえての厚みでラインが生きる、究極ミニマムなミニボブ
基本的にすべて同じ長さの、シンプルなワンレンミニボブ。シンプルなのに、“ナチュラル”や“可愛い”方向でなくモードな雰囲気が漂う秘密は、サイドからバックの毛先が厚みがある平行ラインだから。
バック下部分の内側や中間で毛量調整し、毛先の厚みを残すことで、バツッと切ったラインの印象が強調されます。写真のモデルの方のようなミニマム感、モード感を出すにはストレートヘアであることが必須なので、クセが強い人はストレートパーマをかけたり、ストレートアイロンを使うのがオススメ。
オーダーとスタイリングのポイント
すべて同じ長さで、襟足ギリギリのラインで平行にカットし、ワンレンボブに。襟足の高さは人によって異なるので、位置が低い人は少し上でカットするなど調整を。また、毛先の厚みを残すのがポイントなので、髪が少ない人はそのままシンプルにカットすればOK。髪が多い場合は、外側ではなく、内側や中間で毛量調整を。毛先に厚みを残すのはマスト。
カラーは5レベルくらいのナチュラルブラウンを入れる。髪が黒い人はそのままでもOK。
スタイリングはどの髪質でも、まずストレートアイロンで全体を真っすぐに伸ばし、その後にオイルを全体に伸ばして整える。
YANAGI’s Point
ボブは同じ長さでも、毛先のカットによって丸いボブになったり、スタイリングで毛先をはねさせるかどうかなどによって、かなり印象が変わります。このスタイルにトライするなら、まず髪をストレートに。
また毛先に厚みを持たせるところがポイントですが、前下がりのボブにすると、構造上どうしてもバックからサイドにかけて厚みが薄くなるので、前下がりでなく平行ラインでバツッとカットするのがコツです。厚みがあると、耳にかけたときにも全体のシルエットや平行ラインが際立ちます。
2024.11.02(土)
文=斎藤真知子