Magnificent View #177
ストーンヘンジ(イギリス)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ストーンヘンジは、イギリス南部にあるストーンサークル。高さ4~5メートルの巨石が、直径100メートルほどの円を描くように立てられている。

 この環状列石は、一説には、紀元前5000年頃から段階を経て築かれたとされる。

 太陽を崇拝する儀式の場だった、古代の天文台だった、ケルト民族の礼拝堂だった、果ては、女性器の形を表している、異星人の着陸地点である……。ストーンヘンジに関しては、世界中の人々がありとあらゆる解釈を試みてきた。

 さらに研究を進めるうち、巨石の一部は400キロメートル近く離れたウェールズからわざわざ運ばれてきたらしきことが分かるなど、謎は深まるばかり。

 だが、今にいたるもこれらのミステリーに対する結論は出ていない。人類を翻弄しながら、今日もストーンヘンジは平然と緑の草原に立ち尽くしている。

Column

今日の絶景

この広い地球上には、まだまだ知られざる素晴らしい景色がある。思わず息を飲んでしまう雄大な自然、ミステリーにあふれた驚きの奇観、そして、人間の文明が刻んだ偉大な足跡……。ここに、選りすぐりの絶景をお届けします。さあ、ヴァーチャルな世界旅行へと出かけよう!

2014.03.26(水)