この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月30日)

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vol.47 じゅんさいのっけそうめん

じゅんさいのっけそうめん。
じゅんさいのっけそうめん。

 先日、じゅんさいの里を訪ねました。秋田県の北西部にある三種町(みたねちょう)はじゅんさいの一大産地、5月から7月が収穫期になります。じゅんさいはスイレン科の水草の一種。ふるふるとしたゼリー状のものに包まれた姿、ご覧になったことありますか。

まるでガラス細工のよう。
まるでガラス細工のよう。

 涼し気なルックスと、つるんとした食感の良さは夏のたのしみのひとつ……と、なんともありがちな紹介記事みたいになってますが、冷やかけのそうめんにのせて楽しみましたよ。

■材料(1人分)

・じゅんさい:お好きなだけ
・そうめん:50g
・めんつゆ(ストレートタイプ):適量

■作り方

(1) そうめんをパッケージの指示どおりにゆでる。

(2) うつわにそうめんを盛り、めんつゆを入れてじゅんさいをのせる。

 じゅんさいは生と加工品と2タイプあるのですが、どちらもパッケージの指示どおりに下ごしらえしてから使ってください。

 じゅんさい、熱々の汁ものに加えてもおいしいんですよ。ぬめりが溶けてしまうのでは思いましたが、さにあらず。地元では鍋や味噌汁の実としても親しまれていました。

 のりこさんへ。うちの駅前のスーパー、たまに入れてくれるんだよねモウカザメ。まあレアだけど、見かけたらぜひにー!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.30(金)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔