この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月11日)

» きのうのレシピ「海苔のっけカレー」


vol.28 ゴーヤと香菜のナムルのっけ麺

 夏になると、ゴーヤチャンプルー以外のゴーヤレシピを教えて欲しいと言われることが多いのですが、ゴーヤは苦くて扱いづらい野菜だな、というのが正直な気持ち。

 ところが最近、薄切りにして、塩でもむと苦みも軽減されて、わしわしと食べられるということを発見。

 今日はクセの強い香菜とナムルにして、のっけて。クセの強いもの同士だけど、意外になじむ。人間関係と似てるかも。

■材料(1人分)

・ゴーヤ:1/8本
・塩:少々
・香菜:適量
・生姜すりおろし:少々
・ごま油:適量

・中華麺:1玉
・白ゴマ:適量

・めんつゆ(三倍濃縮):適量
・酢:適量

■作り方

(1) ゴーヤは薄切りにし、塩でもんで10分ほどおき、出てきた水気をしっかりしぼり、香菜のみじん切り、ごま油、生姜と和える。

(2) 中華麺を茹で、冷水にとり、水気をきって器に入れる。(1)をのせ、白ゴマをふり、めんつゆと酢を和えながら食べる。

 味つけのめんつゆ、酢、ごま油。この組み合わせは冷やし中華の味わいになるので、覚えておくと大活躍。

 割合はお好みで。別添えで鶏ハムとかチャーシューを千切りにして用意しておくといいですね。次回はきゅうりも入れようかな。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

次の話を読む【丁寧に作る朝ごはんレシピ】 きゅうり1本のっけトースト 「食欲が湧かない日にもいいんです」

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.11(日)
文・撮影= しらいのりこ
イラスト=二村大輔